コブラ
ベッドで眠ってる彼の右隣が空いていた

そっと空いてるスペースにお邪魔して横になる
流石に仰向けは寝苦しく、左側を下にして身体を横に向けると綺麗な顔してすやすやと寝ている彼
それを見て、寝顔は変わらないなぁと思う
呼吸をするたびに上下する大きい肩と揺れる金髪は違えど、綺麗なまつ毛と少し開いた状態の口元は小さい時から変わらない


こうやって隣に寝るのは何年ぶりだっけと考えてると、ゆっくりと閉じられていた瞼が開いた
開いたと言っても目尻は下がっており、まだ夢見心地なようだ


「どうした?」


低く優しい声
そのやさしい声が好き
自然と笑みが零れる


「ううん、なんか懐かしいなって思って」
「そうか」


そう言って手が伸びてきた
その手はそっと私の頬に触れる

あぁ、この感じも懐かしい

頬を撫でる手に触れるとコブラはさっきよりも目を細め


「懐かしいな」


そう言って微笑む彼を見て私も微笑む
触れてる手から伝わる温もりでこのまま落ちてしまいそう


「コブラぁ…」
「ん?」
「おやすみ」


落ちてしまう前に伝えたかった言葉を伝えるとと彼も「あぁ、おやすみ」と優しく頬を撫でてくれて、私は瞼をゆっくり閉じた


目が覚めるまで、このままで

(2017.10.12)
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