迷子なんだよねぇ



―――「およ?」


目の前の景色ががらりと変わる。気付けば木造の一室、超が付く程大きな部屋の中にクロナはいた。


「お前ェ、何もんだぁ?」


グラララ、と特徴的な笑い声。
そして圧し掛かるような重圧。
クロナは笑顔を張り付けて振り返る。


「怪しいもんじゃないよぉ?ただちょこーっと迷子なだけぇ」

「迷子だぁ?面白ェこと言いやがる!海のど真ん中でどうやったら迷子になるんだぁ?」

「んん?海?どゆこと?」

「グララララ!どうやら噂に聞く海の迷い子らしいな。お前、俺の娘にならねぇか?」


大きい笑い声と共に圧し掛かっていた圧力がふっと霧散する。


「……アッハ。良いよぉ、でも……何があっても知らないよ?」

「滅多なことはねぇと思うが……万が一殺す前に俺に言え。いいな?」

「了解ぃー」


そして案の定、息子達に反対される白ひげ。(だが押し切る)



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