ふと目を開けた少女は大きなビルの前に立ち、ここが別次元の世界なのかと不思議に思い目をぱちくりさせる。
入り口付近にはガードマンらしき人物が2人、不思議そうに突如目の前に現れた少女を見つめている
『なんか…変なふうに思われるから、どっか行かなきゃ…』
人の目に付くことを恐れとりあえず大きなビルを後にして、近くのカフェに入り、とりあえず…と大人ぶってカフェラテを頼む。
金銭には問題ない、彼女は"クレジットカード"を持っているうえに、"お父様"によりこの次元の銀行に入れてもらったお金は少女が暮らすには膨大な金が入っている
少女は頼んだカフェラテを少し苦い顔をして飲みながら、"お父様"から貰った紙を見て見た、
『んあ…?待って…この紙に書いてあるのって…さっきのビル…』
紙には
KCコーポレーションの社長に話はつけてあるから、社長さんを尋ねて見てね
っと…。
はぁ…と、少女、ペスリ・アークライトはカフェラテを飲み干しながら先程目の前にあったビルを見ながらため息をつく、
そう、あのビルがKCのビルだったのである。
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『あ、あの〜ここの社長さんにお話があってきたんですけど…?』
ガード「アポは取ってありますか?」
『えぇ、多分…父が』
ガード「曖昧な答えじゃ話にならない!!立ち去れ!!!!」
出戻りしたのに…と思いながらもガードマンに突き放された少女は尻もちをつき、痛みに顔を顰めた
『そう…私の名前を聞いて後悔しないでね?私の名前は、ペスリ・アークライト』
少女が名前を名乗るとガードマン2人は青ざめて急いで電話をし始め
電話が終わると少女に向き直った
ガード「アークライト様、先程は済みませんでした、社長が上でお待ちですので、どうぞ」
そうしてやっとホットし、中に入れもらえたのだった…
自動ドアを抜けると、ロビーになっていて、ガードマンと
同じような格好をした男の人が待っていた
?「アークライト様、お待ちしておりました。私、瀬人様の側近の磯野と申します」
ガタイの良く、ガードマンと同じような格好をした男は礼儀正しくお辞儀した
きっと長く使えてるのだろう。荒っぽく適当なガードマンとは大違いだと思うペスリであった。
磯野のはついてきてくださいと言ったので少女はアヒルのようにてくてくと着いて行った
エレベーターに乗ると磯野が押したのは35階
中々大きいと奮闘するが、ハートランドのカイトたちの住む塔(?)にも負けてはいない
エレベーターはどんどん上昇し、________チーンと音がなり、停止した。
どうやら35階に着いたみたいで、磯野さんが出たので、私もエレベーターを出た
エレベーターを出て廊下を歩き、あるドアの前で磯野はピタッと止まり
____コンコンコンと慣れた手つきで扉をノックする
磯「瀬人様、磯野です。ペスリ・アークライト様をお連れしました。」
まぁこれはアークライトと言われてもしょうがないか…
?「入れ」
磯野はその言葉を聴くと扉を開けてくれた
扉の向こう側に入ると、椅子に座った男の人と向き合う形でいたのか、男の人がペスリをじっと見ていた
磯「遊戯様がいらっしゃいましたか、お話中失礼します」
?「トロンからお前の話は聴いた、俺は海馬 瀬人、ここKCコーポレーションの社長だ」
?「僕は武藤 遊戯 一応、デュエルキングだよ」
よろしくっと遊戯という優しげな青年は手を伸ばす。ペスリはその手を握り、少し降ると、微笑んだ。
海「お前の面倒をみるに当たって、俺はお前の別次元の召喚方で召喚したモンスターで俺にダメージを与えてみろ、話はそれからだ…」
ペスリのあたまに?が浮かび、え?うそ、試験なの?!と、まるで今日テストだと聞いた学生のような顔をしている 。
勝たなくてはならない。それが修行に挑む条件なら…と、
まだ精神年齢12歳の少女は頬を叩いてデュエルディスクをつけ、構えた。