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お前など。続く言葉はいつだってマイナスであった。いらない、生まれなければ良かったのに、死んでしまえ。救ってくれる誰かなんていなかった。もしかしたら救われることすら拒んでいたのかもしれない。誰にも知られたくない弱みが強がりに訴えかける。その度に彼は泣き崩れるのであった。
誰も望まない言葉を吐き出した。嫌われることをたくさん言ってきた。可愛くないと後悔することも数知れず。「お前など」いつだってその言葉を課すのは自分から自分へ。
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