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その日は友達と少し受験勉強の気分転換にいい景色が見たいね、なんて行って午前中だけ学校のすぐそばの遊園地に遊びに行った帰りだった。制服遊園地なんていう若々しい遊びができるのも後数ヶ月で、なんとなくこの服が名残惜しかった私は学校もないのに制服で遊園地に遊びに行った。
そのせいか。少し肌寒い季節だったのもあり、制服なんていうチャラチャラした格好で存分にはしゃいだ私は見事に体調を崩した。そして、私は友人と別れた後、診察を受けに病院まで赴いていた。バカとかいうな、バカとか。

一番近かった米花中央病院に入り、診察券を提出する。さすがにお昼時は人が多いな、なんて考えながら診察券を提出し、待合室でイスに腰掛ける。なんとなく周りを見渡していると明らかに怪しいおじさんが変なアタッシュケースをゴミ箱付近に置き、立ち去ってゆくのを見かけた。

え?なにあれ?やばくない?あのおじさん。メッッッチャ真っ黒やん。絶対あのスーツケース不審物だ、絶対やばい。
そう思い通報しようかな、とカバンを漁る。
あ、あれ?あれ?ない。ない。
携帯が!!ない!!!!

え?やばいやばいやばい。どうしよ、どこで落としたっけ?あれ?えっと、あのアトラクション乗ったまではあったし、あそこで写真撮って、それからーーーあ!観覧車!

ガサゴソとカバンやポッケを探しながら回想すると、そういえば観覧車で写真を撮ったあとカバンに入れずに座席に置いたままにしたのを思い出した。

うわー、最悪だーどうしよ、今から戻るのめんどくさいけど…体調悪いし…でも携帯ないと困るしな…しかたない……あ、ってかあの不審物。忘れずに係員さんに伝えておこう。しかたない、診察券も回収するか。

ガックリとうなだれながら提出した診察券を回収して遊園地に引き返す。近くにいた係員さんに不審物のことを伝えれば快く対応してくれた。回収されたアタッシュケースが本当に不審物だったのかはわからないが、とにかくそれより今は携帯電話を探すことの方が優先だった。

めんどくさいな、遊んだ後のこういうのってテンション下がるよなーなんて考えながら遊園地まで戻る。
観覧車まで向かうと、相変わらず観覧車付近は賑わっていた。どの観覧車に乗ったっけなーこれだけ人が多ければ落とし物として届けてもらってるかもと思ったが、先に一応確認しようと思い観覧車を眺めていると、見覚えのある72と書いた番号の観覧車が降りてきた。

あ、あの番号だったっけ、と近づいて見てみると座席には確かに私の携帯電話が置かれていた。
仕方ない、お金払ってないけど係員さんに事情を説明して乗せてもらおう。じゃないと観覧車回っちゃうし。もう一周待つのもめんどくさい。後でお金は払おう。そう考え観覧車の係員さんに声をかける。

「すみません、携帯を72の観覧車に忘れちゃって。戻ってきたらお金払うので一度乗車してもいいですか?」
「あ、そうなんですね。かしこまりました。どうぞどうぞ。」

快くオッケーしてくれた係員さんに感謝しつつ観覧車に乗り込もうとした、否、乗り込んだ。瞬間。

ドォン!!!
大きな爆発音。
何事かと思い音のする方を見れば近くの係員室から黒煙がもうもうとでていた。心なしか私の乗っている観覧車もカタカタと揺れている。
え?何これ、何のドラマ?怖すぎる、え、やばくない?でも乗っちゃったし。一周何分かかるんだこれ、怖すぎる。しかし乗ってしまったものは仕方ない、今から降りたら怪我しそうだし。

諦めて観覧車に乗車したまま扉を閉める。少し怖いけど平気だろうと思い観覧車の座席に着くと、外からドタバタと足音が聞こえたか。足音と共に、あー!とか、乗るなー!たか、よくわかんない声が聞こえて振り返る。
しかしこちらは乗車済み。携帯を取るだけといっても、回り続ける観覧車に携帯をとって即座に出る、なんて危ない行為はしない。しっかり1周してしかるべきタイミングで降りなければ怪我しかねない。そもそも普通のJKにそんな所業は無理である。
それに、いくら爆発が起きてるからって焦って行動したらそれこそ怪我になりかねない。地震や火事の時だってこちらはしっかり「おはしも」を習っているのである。
少し不安ではあるがまさか観覧車が爆発はしないだろう、と考えて心配してくれた大人の方々に声をかける。

「すみませーん!観覧車に忘れ物しちゃって!1周したらすぐおりますんでー!」

観覧車にたどり着いた大人たちに叫ぶが、だめだー!とか今すぐ降りろー!とか叫んでいる。そんなこと言われても。もう降りれないし。確かにこんな混乱状況で1人乗車したら心配もさせるよなー。反省しなくては。降りたら怒られるなーこりゃ。
と考えていた。その時。

ガツンッ!

突然すごい音がした。え!?と音の方を見れば、観覧車の扉に男の人がしがみついてるではないか。
え?うそでしょ?結構もう乗った時地面から距離あったぞ?
私が目を白黒させていると再度ガコン!という音共に男の人が観覧車に乗り込んできた。

「え!?え!?は!?」

え?まじ?そこまで追いかけてくるの!?携帯とっただけじゃん!そんな心配しなくても…

「馬鹿野郎!」
「うひっ!!」

突然怒鳴られた。怒鳴られた方を向くとそこにはさっきドタバタと走ってきた大人の中の1人ーー少しくせ毛でイケメン風のお兄さんがいた。
いや、確かにこの状況で乗車したのはタイミングが悪かったけど!そこまで怒らなくても!!携帯取りたかっただけだって!

「いや、ほんとすみません、1周したら降りるんで…携帯忘れただけ「この観覧車には正午に爆発する爆弾が仕掛けられてんだよ!!」………え?ば、爆弾……?」

何それどこの刑事ドラマですか。私死ぬんですか、というか正午って。そう思い回収したばかりの携帯を手に取るとそこには11:54の文字。
意味わからないんですけど、え?正午、12時、あと6分。
えええーーーうそうそうそうそ勘弁してよ、私まだ学校だって卒業してないし青春も謳歌してないんですけど。嘘でしょ何の嘘これ?は?ドッキリ?

「とにかく早く降りろ!」
「えっえっ?」

そういうとお兄さんは私をドアの方へグイグイと追いやる。
しかし外を見ればそれはもう十分に観覧車は上昇していて。

「ちょ、ちょちょちょ……!!死ぬ死ぬ死ぬ!この高さからは死にます!無理無理無理無理!死ぬ死ぬ死ぬって!おいこら、押すな!やめろ人殺しふざけんな!!」
「はぁ!?人殺しってお前!このくらいの高さじゃ死にはしねーよ!精々足折るくらいだろ!死ぬよりマシだろ!飛べ!」
「ふっざけんなこのクソ天パ!死ぬのも足折るのもどっちも嫌じゃボケ!若い女の子の足が折れてたまるか!私はまだショーパンだってミニスカだって履けるお年頃なんだよ!クソが!」
「おい!ごちゃごちゃ言ってねぇで!まじで降りねぇと!命が危ねぇんだってば!!」
「どのみちもう降りたら死ぬから!私の青春奪わないで!落ち着け!お兄さん!そうだ!爆弾外に投げちゃえ!そうすれば万事解決!」
「するか!馬鹿野郎!」
「そういうのは私勇気が必要だと思うよ!?」
「それは勇気とは呼ばねーよ!!」

何こいつ、爆弾あるなら早く言えよ、ってか何者だよ、そんな危ない状況なのに一般市民を被害圏内に立ち入らせてんじゃねーよ。(勝手に入った)
そうもみ合っているとお兄さんは流石にもう飛び降りれる距離ではないと判断したのかうなだれて頭を抱えた。

「ーーはぁーーー!まじかよ……仕方ねぇ、これから俺、爆弾処理始めっから。暴れねぇで座ってろよ…ったく……」
「え?お兄さん何?何者?爆弾解体できんの?そういう系のオタク?」
「ちげーよ!!!誰がオタクだクソ女!俺は爆弾処理班。一応警察。爆破予告されたから来たの。それなのに先約がいるとはな。まさかオメェ犯人じゃねぇよな?」
「は?そんなわけないでしょ。携帯忘れただけだってば。ってかさっさと爆弾処理してよ、ってか爆弾なんて見当たらないんだけど…」
「お前…反省する気ないのかよ……まぁいいわ、ほんと暴れるなよ、どんなことで爆発するかわかんねーからな。爆弾は座席の下。」
「え?まじ?やば。早くしてよ、まじ怖いんですけど。」

私の態度に呆れたのか、お兄さんは大きなため息を1つつくと、座席の下の爆弾処理を始めた。
爆弾処理班。その単語を聞いて安心した私は携帯をぽちぽちといじりながら観覧車に仕掛けてあった爆弾を処理し終わるのを待つ。
日本の警察は優秀だから大丈夫だろう。それにお兄さんの瞳は自信に満ち溢れていて、なんとなくだが安心出来る色をしていた。ってか人間そんなに簡単に死ぬわけないよな、と納得してしまうと以外の人間の危機感は薄れるものである。まぁこんな密室で騒いだところで飛び降りるか爆弾処理をおとなしく待つかの二択しかないのだから後者を選ぶのは当然と言えば当然なのだが。

かちゃかちゃとお兄さんが爆弾を処理している側で携帯をいじくりまわすこと数分後。

ドォン!

またしても外から大きな爆発音がして観覧車がぐらっと大きく揺れ、止まる。

「うわっ!?」
「っ!?」

急いで携帯から顔を上げるととりあえず目の端で爆弾が爆発しそうではない状況が確認できた。外に目を移すとまたどこかの係員室が爆発したようで、黒煙の柱が二本になっていた。
あーびっくりした。
安心して携帯に再度目線を落とそうとした。その時。

「厄介なことになったな…」

え、何その不穏な感じの台詞。やめてくんない。
焦ってお兄さんの方を向くと今度はお兄さんの携帯だろうか、電話の着信音が響いた。

RRRR………

『もしもしーーーー』
「あぁ、だけど今の揺れで…」

電話の相手は外にいる仲間の刑事さんだろうか、何だかとても不穏な感じのやばいですオーラが出ている会話をしている。おいおいおい、冗談じゃないぞしっかりしてくれ警察。税金無駄にすんなよ。

「まぁこんなの3分あればーー」

そんなセリフを聞いてホッと一息ついたのもつかの間。突然お兄さんがよくわからないことを言い始めた。

「勇敢なる警察官よ、君の勇気を称えて褒美を讃えようーー」

え?なに?勇敢なるって自分で言っちゃうの?疲れすぎて頭おかしくなった?そう思いお兄さんの方に目を向けると、先ほどまで真っ黒だった液晶にとんでもなく物騒な文章が流れているのが見えた。
脳内で要約すると、これよりももっと大きい爆弾がどこか別の場所に仕掛けられていて、その在りかはこの爆弾の爆発3秒前に知らせる。というもの。
え?うそでしょ?は?まじ?いやいや、でも解体するよね?私いるしね?え?
そう戸惑いつつ電話の内容を聞いていると雲行きが怪しい方向へと話が進んでいく。

え?こいつ私いるのに一緒に爆発する気なの?

ピッと電話が切れる音がした。
眉間にシワがよるほど悩んでいるお兄さんの顔に焦る私。
嘘でしょ、悩む必要ないでしょ?さっさと解体しろ何やってんだこいつ!

「……え?解体するのやめたんですか……?」
「ここ以外にも…大きな爆弾が仕掛けられてる…その場所を知るには……!」
「……3秒前まで待つしかない?」

私がそういうとお兄さんは俯いてしまった。
絶望的な表情を浮かべているお兄さん。悩んでいるのかーーこの状況で。一般市民(私)が命にリアルタイムで晒されている状況で。あり得ないだろーーー!

「いやいやいや、お兄さん!落ち着いて考えて下さいよ?今、今のこと考えましょ!私のこと殺すんですか?他の爆弾なんて本当にあるかもわかんないし!とりあえず、これ解体してから探しましょ?それからでも間に合うって!とりあえず今は目の前の爆弾に集中!はい!一本集中!」
「…このまま解体を続ければもっと多くの人が犠牲になるんだ…爆弾が置かれているのはおそらく病院…下手したら何百人、何千人と…俺には…解体を続けることができない…!」
「………は?嘘でしょ?いやいや、落ち着いて考えよ?おにーさん、冷静になろ?だってこのままじゃ私もおにーさんも死んじゃうんだよ?」
「それでも…俺は…」
「いやいやいや、おにーさんはそりゃ警察だから市民守って死ぬのはありっちゃありかもしんないけど!?私は一般市民なんで!?死んだら困るでしょ!?」
「だ、だがこれよりも大きな爆弾が爆発したら…」

ブチっ

ついに私の脳内でキレる音がした。

「ふっっっざけんな!!!」
「!?」

私のあまりの大声にお兄さんが驚き顔を上げる。

「不確かな不特定多数の命より!!目の前の命すくえよ!!あんたがもしこれ解体しても!!他の爆弾は見つかる可能性はある!!みんなの命が助かる可能性はある!!でも!!!!この爆弾は!あんたが解体しなきゃ絶対爆発するんだぞ!あんたが解体しなきゃ……私とあんたが絶対死ぬんだよ!あんたが助けてくんなきゃ!私とあんたの命は絶対救えない!私の命はあんたにかかってんだ!携帯忘れたのはごめんだけど!」
「だ、だが…」

お兄さんの煮え切らない様子と死ぬかもしれない恐怖で目に涙が浮かぶ。私まだ死にたくない。
グイッとお兄さんの胸ぐらを掴み叫んだ。

「私を選べ!!!!」
「…は??」
「私を選べって言ってんの!犯人なんかの言葉より!!見えない複数の命より!!目の前の私の命を、言葉を選べ!絶対後悔させない!たとえあんたがこの爆弾解体して他の爆弾爆発しちゃっても!あんたが間違ってなかったって一生かけて証明するから!あんたが立派な警察官だったって!証明するから!どんなに周りから叩かれたって!私はあんたのこと、最高の刑事だって言い続けるから!だから!!今すぐ!!解体しろ!!!ハリアップ!」

真っ直ぐお兄さんの瞳を見つめる。
ゆらゆらと揺れるお兄さんの瞳。
するとだんだんお兄さんの瞳から絶望の色は消えていき、先ほどの自信に満ち溢れた瞳に戻っていった。
その瞳の色に安堵する。

「ーすまねぇ。急ごう。爆発まで、時間がない。」
「ーーー私も、取り乱してごめん。道具手渡すくらいだったら手伝うよ。2人で、絶対生きて戻ろう。」

まるでハリウッド映画のような展開だった。お兄さんと私は目を合わせて頷くと爆弾処理へと取り掛かる。
そうして作業を進めること……何分だろうか、何秒だろうか。
すごく短い出来事のはずなのに時間はとてもゆっくりに感じた。

パチンっ

最後の導線を切る。

残り14秒。
爆弾のカウントダウンが止まった。

「「はぁ〜〜」」

ストン。
肩の力が抜けた私たちは2人で座席に腰掛ける。お互いチラッと目を合わせると、なんだかちょっと恥ずかしいのと可笑しいので2人で笑ってしまった。散々笑った後、お兄さんがこちらを向いたかと思うと手を出してきた。
その手を迷うことなく掴むとお互い握手を交わした。

「…ありがとな、お前がいなかったら、俺、間違いなく死を選んでたわ。」
「いや、別死ぬのがおにーさんだけだったら止めなかったけど。」
「そこは嘘でも良かったですぐらい言っとけよ…」
「ははは、冗談だよ〜!今は、お兄さんも生き残って良かったなって思るよ!かっこよかったしね。」
「しかし、お前の叱責はなんていうか、その、プロポーズっぽかったよな。私を選べ!とか言っちゃって。男顔負けの男らしさだったわ。」
「ぷ、プロ………ッ!?は、はぁ!?死ぬかもって思ったら必死になっただけだし!意味わかんない!」
「ははは!顔真っ赤だぞ!」
「からかうなクソ天パ!女子高生相手にそういうことするのセクハラだからね!?警官としていいわけ!?さっきの殺人未遂と合わせて下にいる人たちに報告してやるー!」
「お、おいおい、冗談だよ!」
「あはははは!」

焦るお兄さんを見てまた笑いがこみ上げてきた私は大爆笑してしまった。
そうしてるうちに正午を過ぎたようだ。止まっていた観覧車が回り始めた。
お兄さんの携帯が鳴る。おそらく下にいる刑事さんたちが心配してかけてたんだろう。

「もしもし。悪いな、やっぱり中に一般市民がいるのに吹き飛ぶことはできねーわ。」
『松田くん!当たり前でしょ。1人でも吹き飛んだらダメに決まってるじゃない!よかったわ。正しい判断をしてくれて。それより病院の爆弾ももう回収されてたみたいなの。ついさっき連絡が来てね…』
「そうだったのか、危うく無駄死にするところだったわ、悪りぃな。ところで犯人の方は?」
『逃げられたわ。また、いつ爆発事件が起こるか…』
「逃げられたか…とりあえず話は後だ。もうすぐ下につくから一旦切るぞ。」

ピッ

お兄さんが電話を切った頃にはもう随分と地上が近づいていて。今度は忘れないように携帯を握りしめて観覧車を降りた。
どっとおそらく刑事さんであろう人たちが押し寄せる。その中の綺麗な女性の刑事さん が私に話しかけて来た。

「あなた!大丈夫?怪我はない?」
「大丈夫です。すみません、携帯忘れちゃってて。お兄さんのおかげで助かりました。」
「よかったわ。とりあえず一旦念のため病院に行きましょう。」
「はい。ありがとうございました。」

私は刑事さん達に頭を下げ、病院へ向かおうと刑事さんたちの用意してくれた車に向かった。車に向かう途中、振り返る。ぱちっと目線がかち合ったくせ毛のお兄さん。私の最高の刑事さんである。

「おにーさーん!ありがとーー!ちょーかっこよかったーー!やっぱお兄さんは最高の刑事だよー!これからも死ぬなー!」

大きな声で叫んで手を振るとお兄さんはニヤッと笑い手を振ってくれた。
最高の刑事さん。もう会うことはないだろうとイケメン風の彼をしっかりと目に焼き付けて、友達に今日あったことをちょっと盛ってイケメンのお兄さんに助けられたドキドキラブストーリーみたいにして話そうかな、なんて考えながら病院に向かった。

「…あ、そういえば、病院の不審物ってもしかして…まぁ、助かったし!いいか!」

こうして。大勢の命を救った少女が、1人の青年の心に大きな爆弾を仕掛けていたのは本人も知る由もなかった。

そして、会うこともないと思ってた刑事さんの携帯番号が勝手に登録されていたことに気づくのはーー数日後の話。