2017年8月某日 日曜日
「俺の気持ちを知りもしない癖に自分の事ばかりを押し付けて、何だってんだ。お前なんか知るか!」……と、突き放すように背中を向けてその場から離れていった夜のこと。こっちへ来たら許さないからな、と釘を刺すようにそっぽを向いて置きながら、本当は寂しくて堪らなくて、仕方が無かった。在るべき心と心が離れていく、生きた心地が失われたような何とも言えぬ寂寞たる物悲しさというものは、人間であろうと狸であろうとその感覚はきっと同じだろう。一人寝の夜に頭も身体も冷え込んだ。反省の温度を噛み締めながら、明日、きちんと謝らないとな。
下鴨矢三郎 有頂天家族