2017年8月某日 日曜日
結局のところ、此処の設立を考案してから完成するまでどれ程の時間を要したのかは分からない。しかし、思い募らせていた衝動を埃被るまで放置せず、ちまちまと必要資材をかき集めながらこうして形を作り上げたことは何よりも喜ばしいことである。…何も聞かされていない兄貴たちの目に触れたら、一体どんな反応が飛び交うのやら。だが待て、暫し。此処は俺にとって第二の下鴨神社、つまりは住処であり、誰にも言えぬ秘密基地。秘密ということは口外無用、隠して然るべきなのだ。
偉大なる父、下鴨総一朗の血を受け継いだからには恐れず焦らず、突き詰められる限界点まで阿呆になってやろうじゃないか。とかく、栄えある第一幕は阿呆が阿呆である心意気を結びの言葉としよう。