料理下手な人って大抵が作り慣れていないか計量してないかだよね(2)


「んだよ新八のやつ…朝からコソコソ」
「きっとアレアル!パピーが言ってたヨ。朝に男がなる生理」
「あ〜、なんとなく分かったからもう言わなくていいよ〜神楽ちゃん?」
「へーい」

今日も今日とてジリ貧な俺等万事屋は、豆パンを貪っているはずだったのだが。

「はーい万事屋ですけど」
「あ!万事屋さんですか。今お時間大丈夫でしょうか?依頼なんですけど…」
「万事屋銀ちゃんってこの番号で合ってます?依頼したいんですけど!」

今日に限って依頼がわんさか。
いや嬉しいよ?金入るし。でも俺的にもうちょっとこう…

「なに妄想してんですか…次は落とし物探しですよ」
「妄想してたのはテメエだろダメガネ」
「何勝手に決めつけてんですか!シバくぞ天パァ!」

あぁ…俺今日誕生日なんだけどなぁ〜

「はぁ〜あ〜」
「「たそがれ気取りー!行きますよ〜/行くアルヨ〜」」
「ぁあああああ!行きますよっ!ったく!」

みんなの銀さんに一言くらいなんか無いの〜…?

「あ゛ー終わった」
「だらしないネいい大人が」
「いや神楽ちゃん。いい大人は朝から死んだ目なんてしてないから」
「これは元々ですぅ。…帰るぞ」
「「…はーい」」

もう、疲れた!
今日はもう家帰って寝るしかねぇかな…いや長谷川さん誘って飲みにでも…。
なんて想像しながら帰路につく。猫背で帰り道を歩いたせいか?なんかいつもより長く歩いた気がした。

「たでぇ〜まぁ〜」

パンッ!

パンッパパンッ!!

「「「「「ハッピーバースデー銀さん!!」」」」」
「………へ?」
「何主役がぼさっとしてるんですか。さ、入ってください」
「え」
「銀さん誕生日おめでとうございます!だから今日一日中外にいてもらったんです」
「え、え、」
「銀ちゃん拗ねて大変だったネ」

お妙、新八、神楽に背中を押されて靴を脱ぐ。
そのまま手を引かれ居間に入ると。

「やっと来たか」
「銀さんぁあん!会いたかったわ!」
「あ、ああ…」

色紙で飾り付けられた室内。朝汚くして出たはずなのに、どこもかしこもキレイになってる。

「銀さん」
「なまえっ…」
「手、洗ってきて?」
「はい」

洗い終えて戻るとクラッカーを鳴らした時にいなかったなまえが、笑顔で近づいてくる。

「お誕生日、おめでとう」
「ああ…」
「神楽ちゃんと、そよちゃんもお菓子作ってくれたんだよ?」
「そうか」
「お妙さんとさっちゃん、月詠さんと私は今日」
「…」
「頑張って作ったから受け取ってくれる?」
「あぁ、勿論」

なんか胸がいてぇ…。

「ということで」
「「「「「「食らえ銀さん/銀ちゃん!!」」」」」」
「え゛…ぶほぉっ!?」

銀時に降るケーキのスパーキンの雨。クリームの滝。

「なにこの兵糧責めぇ!!?」
「これぞ生クリームプレイ!」
「なんかちげえ!」








計りきれないのは愛っつうことで、どすか?
終われ!

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