Blue2/2
インターホンが鳴って、ドアを少し開いた。...誰も居ない。だからすぐにドアを閉めた。誰もいないなんて、ちょっと気持ち悪い。
まさか章大が、とか思ってちょっと警戒したけれど、ほっとした。
嫌なんじゃなくて、本当に見られたらマズイしドキドキするから、こういう時に来られるのは本当に困る。
暫くしてまたインターホンが鳴ったから恐る恐るドアを開けた。ドアが押され飛び込んで来た人に声を上げそうになったけれど、手で口を塞がれた。
『んふふ、ごめーん!』
「...びっくりした...」
『さっきなー、渋やん居ったからピンポンダッシュしてもうた!ごめん!』
「...どうすんの、入って来ちゃって、」
『せやからカモフラージュ!』
章大が背中のギターを見せて笑った。
そこまでする?と少し呆れ気味に章大を見た。酔っているから、雰囲気がいつもより少し幼い感じに見える。
『なんやねん、...せっかく来たのにー』
「...見られたらどうすんのよ、」
『#name1#に聞いてもらってたとか言うたらええやん』
ギターをベッドの上に下ろした章大が一つ欠伸をしてベッドに飛び乗った。うつ伏せに倒れた章大は、眠そうに何度も瞬きしている。朝から仕事をしていたしお酒が入っているから眠くて当然だ。
「...部屋、戻って寝てね」
『...わかってるし。...その前にこっち来て』
拗ねた様に言った章大の近くに行ってベッドの縁に座ると、起き上がった章大が私の頭を支えてキスをした。当たり前のように最初から入り込んで来た舌が、私の舌を愛撫するかのように絡む。少しアルコールの匂いがする章大が、キスをしながら私に体重を掛けてベッドに倒れ込んだ。
『...めっちゃムラムラするー』
「ダメ!」
『...早、』
私の上で項垂れた章大が、私の首筋に顔を埋めた。そこで何故か、んふふ、と笑っているから不思議に思っていると、突然首筋に舌が這った。
「ちょ、っ」
肩を押すと不満げに顔を上げた章大が目を細めて私を見た。
『...ちょっと舐めただけやんか』
「舐めないでよ、」
『別にええやん。なんであかんねん』
返答に困って黙った私の唇に押し付けるようにキスをした章大が、唇を離して見つめると、耳元に唇を寄せた。
『したくなっちゃうから?』
顔に熱が集まった。違う...、と呟いたけれど、全く説得力なんてない。
さっきまでとは全く違った雰囲気で色気を漂わせた章大が、髪を優しく撫でた。
『...シよ。一回だけならええやん。...#name1#、めっちゃシたい』
そのまま耳に這う章大の舌に聴覚を侵され、身体が熱くなるのを感じて目を閉じた。
『...なんか今日、っ...めっちゃ気持ち良さそ、っ...なんで?』
「...わかん、っない、」
腰を揺らしながらずっと顔を見られていて恥ずかしい。目をぎゅっと閉じたら『...俺が見てるからか、』と笑った。
すぐに顔の横に手をついて、ギリギリまで出てから一気に奥へ挿し込んだ。そのまま何度も激しく突き上げるから、その度に声が漏れて止まらない。
『...見といたるからっ、いっぱい感じて』
弱いところばかりを執拗に突かれて章大の腕を掴んだ。それをきっかけにますますスピードを上げて突き上げられ体が跳ねた。すぐに慌てたように私から出ていった章大が、私の上に吐き出した。
脱力して気怠さが残る中、頬に掛かった熱く震える様な荒い吐息に重い瞼を開ける。
また中に入ってきた章大が、今吐き出したばかりなのに腰を揺らし始めたから、呼吸を整えていた唇から声が漏れた。
『...は、っ、...もっかいだけ、っ、しちゃお、っかなー、っ』
「...嘘つき、っ」
睨んでも笑うだけの章大が、腰を掴んで激しくぶつけた。荒い呼吸に時折混じる耐えるような声と、快感に歪むその顔を見ていたら、もうどうでもよくなって一緒に堕ちてしまえと背中に腕を回した。
End.
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