「友よ、どうすればいい」
そう言って大げさに泣き付くアルフォンスに誰もが疑問符を頭に浮かべていた。どうしたのだと仕方なく聞くイアンに、やっと聞いてくれたなとまたさらに大袈裟にアルフォンスは頭を抱えて見せた。
「お前が数占い学を学んでいる間、俺が何の選択科目を受けているか覚えてるか」
「占い学だろう、君がたいそう楽しみにしていた」
「そう、そうなんだがね」
「こいつ、今年中に死ぬんだと」
痺れを切らしたグラハム・モンタギューが耐えきれないと言った様子でゲラゲラと笑って言った。瞬間アルフォンスはワアと机に突っ伏す。
「俺は死ぬんだ」
「はあ?」
「ティーカップのお茶の葉占いをしたんだ」
「そこに逆さ十字に猫が出た」
「俺は短剣に太陽かと思ったんだけど、どうにもトレローニーが言うには」
大概にしてアルフォンスという男はロマンチストで、こういった女子が好みそうな占いであったりを信じる質だ。
子守唄が邪魔だ