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冥加:……(机に置かれている畳まれた黒い布を凝視している)
天宮:どうしたの、冥加。黒い布なんて机に置いて
七海:暗幕ですか?
天宮:これは……(手にとって広げる)
冥加:マントだ
七海:マント……
天宮:マントだね。これをどうするんだい?
冥加:マントは着用するものだ
天宮:聞き方を変えるよ。いつ着用するつもり?
冥加:来週のハロウィンだ
七海:みょ、冥加部長がハロウィン……!?
冥加:おかしいか、七海
七海:いえ!部長がイベント毎に自ら参加されるなんて
天宮:七海は嬉しいんだよね。それで冥加は何に仮装をするの?
冥加:魔王だ
天宮・七海:……
冥加:それでお前ら二人の仮装を考えていた
天宮:ああ、もう僕らは参加決定なんだね
七海:ありがとうございます!
冥加:一応希望を聞こう。七海、お前は何をやりたい
七海:俺ですか!?えーと…
天宮:魔王の配下の悪魔とかどうかな
冥加:そうだな。そう発注しておこう
七海:冥加部長の配下…ありがとうございます!
冥加:天宮はどうする
天宮:そうだね、なら魔法使いにしようかな。そのほうがバランスがいいだろうし
冥加:魔法使い、だと?
七海:(小声で)あ、天宮先輩!冥加部長怒ってますよっ、変えたほうがよくないですか?
天宮:大丈夫だよ。冥加、小日向さんも誘っている、というか小日向さんがやりたいのをどこかで知ったのかな?
冥加:……
七海:(やっぱり小声で)部長が黙ってしまいましたよっ
天宮:冥加が魔王なら小日向さんは真逆の……天使とかどうだい?お祭事で仮装を楽しむものだと思えばおかしくないだろう?
冥加:……
七海:ぶ、部長…(はらはらしながら見守る)
冥加:そうだな。それでいいだろう
天宮:小日向さんには僕から連絡しておくよ
冥加:ああ、俺は発注を訂正してくる(冥加退場)
七海:ど、どうなるかと思いました
天宮:冥加が率先してこういったイベントに参加するなんて小日向さんが関わらなければないだろうからね
七海:でも何で冥加部長は魔法使いに反応したんでしょうか
天宮:さあ?どうしてだろうね(わかりきっている表情)


ニア:小日向、携帯を見つめながら何を首傾げているんだ?
かな:うん、天宮さんからハロウィンの衣装が変わったってメールが来てて
ニア:ああ、魔女をやるとかで合いそうな黒い帽子を探していたな
かな:冥加さんが用意してくれるって言ってたんだけど全部は悪いからって言って帽子だけでも用意する事になってたの
ニア:あの男が用意する衣装がどんな衣装か楽しみだったのに残念だな。それで何になったんだ?
かな:天使、だって
ニア:それはまた……ある意味ぴったりだな

ハロウィン準備編
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