act.1一般人


私には、1人で抱え込む性質がある。
良いことも悪いことも他人と分かち合うことが出来ない。

今までの仕事は、これが原因で辞めてしまつた。
そんな私の新たな職場は・・・


独りぼっちの戦い




「審神者就任おめでとうございます!案内人のこんのすけと申します。
早速ですが、貴方の最初の刀をお選びください。」

「えっ私事務希望だったはずなのですが・・・。」

「いえいえ、貴方は、間違いなく審神者様でございます。」

内定を貰ってから初日。
新調したスーツに身を包み何度目かの入社式を終え今にいたる。
自分には、霊的な力は何もしないんですか無いため事務仕事を希望した・・・はず。

何かの間違いだ。
今からでも変えて貰おう。

「あの、何かの手違いがあると思うので異動を願します。」

「それは出来ません。
手違いではなく、適性検査の際に微量ではありますが、霊力がありました。
なので急遽就任先を変更させて頂きました。」

なんとも、勝手な政府ですね。
裁判ものですよそれ。

「こちらに拒否する権利は?」

「残念ながらありません。」

霊力の高い人が政府に半場無理やりに審神者にさせられたと言う噂があったりする。
この場合きっと、内定を無かった事にしたとしても強制的に戻されてしまいそうだ。

「分かりました。やれるだけやってみます。」

「いいお返事頂けてなによりです!では、初期刀をお選びください。」

目の前に浮かぶ5枚の札を眺めるが、どれも知らない名前。
私が選んだのは・・・「加州清光」







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