「どの隊にするかは任せる、と」
「ああ、わかった。それにしても大方の事情は聞いたが…信じられんな」
「…現にルフがありませんから、そうであれば説明がつくんです」
「…シンドバッド王が決めたことならば、何も言うまい。あとは本人次第だろう」
「はい、」
「…ヤムライハよ。あまり深入りせんほうが――」
「ドラコーンさん、確かにルフは見えないけれど、きっとそれだけじゃないわ。私も王様を信じているし、私も信じていますから」
「……そうか」
「まだ一日だけですよ、何も知らないのに決めつけるのは勿体無いもの」
「そうだな」
ちらりとナマエを横目見る。彼女はどこからきたのかシャルルカンと談笑していた。――それを人はもしかしたら、眩しいというのかもしれない。
「ドラコーンさん?」
「いや、なんでもない。…彼女が入隊するならば、とっておきの隊がある」
そう言えば、浅瀬の海のような瞳が笑っていた。
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