「何してるんです、シン」
「しっジャーファル、見つかってしまうだろう」
「あんたまた盗み聞きなんか…」
「バルバッドのことを言っているならジャーファルもだからな? …だが、やはりヤムライハに任せてよかったな。楽しそうだ」
「…年も近いようですし、なにより女性同士ですから話しやすいのでしょう」
「ああ、そうだな。というかジャーファルお前なんでここに…」
「あ」
「ん? あ」
ガチャ。
「……」
パタン。
「王様、それにジャーファルさんまで……見損ないました」
「いや待てこれには深いわけが…! なあジャーファル!?」
「私はただの通りすがりですから」
「――ほう、通りすがりで緑射塔にまで何の用かな?」
「チッ……いくら待っても仕事をしてくれない王様を探しに来たんですよ」
「舌打ち!? 今日の日付分の書簡には目を通したはずだぞ?」
「…それよりヤムライハ、彼女はなんと?」
「文字は読めないみたいです。ですから、今日の訓練の終えた頃にドラコーンさんに挨拶へ」
「おいジャーファ――」
「そうですか、有難うございます。すみません忙しいのに」
「いいえ、私も嬉しいですから」
「…シン、大人げないですよ」
「昔はかわいかったなあ、こんな小さくて…」
「おいコラ…ってこれ前回もやったんですけど」
「気のせいだろ」
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