後書き
ここまで読んでいただきありがとうございます。当初は一ヶ月と少しで書き終える予定だったのが、まさか年を跨ぐとは……。反省。以下、設定や小話など。
いつでも迎え入れる準備は出来ております
花:藤
花言葉:「優しさ」「歓迎」「恋に酔う」「忠実な」「決して離れない」
姉を懐かしむ弟丕の話。人の五感が亡くなる順番として触覚→視覚→嗅覚→味覚→聴覚らしいので、そこも入れました。
きっと早すぎたのね、とつぶやく吐息
花:杏子
花言葉:「臆病な愛」「乙女のはにかみ」「疑い」「疑惑」「慎み深さ」
両片想いの二人の話。着想は中国の故事成語の一つ、君子行に出てくる「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」から。
枯れた寵愛は戻らず、無残な艶姿を晒すこと
花:牡丹
花言葉:「王者の風格」「富貴」「壮麗」「恥じらい」「誠実」「人見知り」
自らの手で牡丹を散らす司馬昭の話。
忘れてしまったあの気持ち
花:梅
花言葉:「上品」「忍耐」「高潔」
曹操の手によって磨かれる玉の話。
噂話に首ったけ
花:桃の花
花言葉:「私はあなたのとりこ」「天下無敵」
勘違いする楽進と楽進の純心さに惹かれる李典妹の話。女性から気持ちを伝える時は、自分の髪に挿している簪を渡す風習があるらしい。
おしゃべりな月夜鳥のご乱心
花:金魚草
花言葉:「おしゃべり」「でしゃばり」
郭嘉に恋した妓女が捨てられる話。
すべてを君に与えましょう
花:月桂樹
花言葉:「栄光」「勝利」
大罪を犯した女仙が救われる話。羿射九日、嫦娥奔月、呉剛伐桂を混合して書きました。それぞれの詳細はmemoにて。
一喜一憂したい吉報を
花:花菖蒲
花言葉:「優雅」「心意気」「優しい心」「うれしい知らせ」
張角に救われた孤児が親心を知る話。作中で人の我欲に弄され振り回された彼にも、救われた人は居るんだと思って書きました。
幸せだね、きっと、きっと
花:鈴蘭
花言葉:「再び幸せが訪れる」「純粋」「謙遜」「純潔」
降将になった夢主が寄辺を見つける話。