小ネタ帳

此処は、お話に昇華出来なかった小ネタや、これからお話に昇華するかもしれないネタ達を書き留めた、所謂ネタ置き場です。主に、管理人の覚え書き処。名前変換物は*で表記。鍵付きについてはインフォページ参照。


▽偶には背伸び気分で。

甘酒ネタ。
冬の季節、まだリアルにとうらぶ始める前の頃に思い付いて書き殴ってた物。
つまり、だいぶ昔に書いてた物を発掘したヤツ。
書いた当初は刀剣長編(伽羅ちゃんではない方)のどっかに入れる予定でメモってたと思われる。
↓以下、本文(ちょっと長めなので追記に)。


【本文】

すっかり冬になった本丸。
寒々としながら厨に向かうと、何やら甘い匂いが鼻を掠めた。
何だろうと中を覗けば、白い液体らしき物を鍋で温める光忠が居た。

『何かお酒っぽい匂いするね…。何やってんの?』
「嗚呼、主か…っ。今?今はね、甘酒を温めてたんだよ。今日は少し冷えるからね、皆に温かい飲み物を出して温まってもらおうと思って。」
『成程ね、それで甘酒…。確かに、甘酒は冬に飲む事が多いもんね〜。年末とか正月だとかの行事で。…ちなみに、それってアルコール入りのタイプ?』
「ううん、違うよ。短刀の子達も気軽に飲めるようにって、アルコール無しのタイプにしてる。ほら、あの子達は子供の姿してるからさ…一応気遣ってね?」
『ふ〜ん…。私、甘酒とか未だに飲んだ事無かったんだよねぇ…。』
「え…っ?主の地元でも年明けに神社とかで参拝者に配ってたりするんじゃないの…?」
『配ってたけど…お酒の匂いしてたから飲まなかったんだよね〜。あと子供だったし。一応、アルコール無しver.のヤツも用意されてたっぽいけど…何となく?除夜の鐘突きも寒いからって年々行かなくなったし、初詣は比較的暖かい昼間に行ってたしね。』
「そうだったんだ…。ちょっと意外だなぁ。」
『そうかな?まぁ、お酒自体、未だまともなの飲んだ試し無いからねぇ〜、私。もうとっくに二十歳成ってるのにねー…。』
「え…?と、いうと…?」
『ノンアルのチューハイしか飲んだ経験が無い、って事なのですよ〜。何かお酒のあの独特の匂いが苦手でね…。チューハイですらもなかなか飲みたがらなかったんだぁ〜。飲み始めたのだって、最近練習で飲み始めたって感じなんだぞ?ほら、私も一応大人ですから…会社の付き合いでもし飲み会とか誘われたらさ、飲まない訳にはいかないじゃん?…ってな風に父さんに何度か言われてね。それで?』
「成程ね…。だから、主ってなかなかお酒の席には現れなかったんだね?」
『Yes,That right.』

なんだかんだ話している内に甘酒が温まったのか、火から鍋を上げてそれぞれの器へと移していく。
そうして皆の分を注ぎ終わると、お盆に乗せて部屋へと運んでいく。
各々で集まっていた部屋へと運び終わって、自分達も居間の部屋に落ち着いて休憩する事にした。

「次郎太刀さんや太郎太刀さんは、よく酒盛りしてるし、酒好きの人は大体参加してるよね。」
『まぁ、それは知ってるよ。一応、私主様ですし…?そういや、甘酒って言ったら不動君だよねぇー…。ウチにはまだ居ないお刀様だけど。』

ちょっとだけ気まずい感じの沈黙が部屋に流れた。
その沈黙を作った本人である自分が、ぽつりと一つ零した。

『……うん、早く連れてこれるよう、頑張るからね!長谷部…!』
「無理はなさらないでくださいね、主…!お気持ちだけで十分ですから…っ!」

実は一緒の部屋に居た長谷部…というオチで、特にそれ以外は何も無いネタでした、乙。

2020/04/25(08:16)

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