小ネタ帳

此処は、お話に昇華出来なかった小ネタや、これからお話に昇華するかもしれないネタ達を書き留めた、所謂ネタ置き場です。主に、管理人の覚え書き処。名前変換物は*で表記。鍵付きについてはインフォページ参照。


▽審神者になった理由。

刀さに中編で、審神者同士がお互いの刀剣について恋バナ(?)する話。
今後使うか使わないか分かんないけど、せっかく思い付いてメモってたネタだったので、取り敢えず此方に上げておく。
ちょっと長めだから追記に入れ込んだ。
※注:姉審神者名は元々の固定名使用なので、気になる方はお気を付けて。
↓以下、追記にて。


【追記】

「ねぇ、そういやアンタが審神者になった理由って聞いた事無かったけど…何でなの?」
『え……大した理由じゃないけど…単純に、誰かの役に立ちたかったってのが一番大きな理由かな。』
「そうだったんだぁ…あ、じゃあ、私は凄く不純な動機になるって事じゃん。やば…っ。私、アンタみたいなちゃんとした動機じゃないわ…。」
『は?どゆ事…?』
「…だって私、審神者になった動機…まんばちゃん見て惚れたからだもん。たぶん、所謂一目惚れってヤツだわ…。まんばちゃん初めて見た時ね、なんて素敵で美しい刀が居るんだろうって思ったの。…其れが、私が審神者になりたいと思った最大の理由。後は、単純にアンタがやってて楽しそうにしてんの見て興味が沸いた、って感じかな?我ながらかなり不純だな…!」
『まぁ、別に其れが理由でも良いんじゃない…?理由とか人それぞれだと思うし。俺は今のを不純とは思わないし、アンタみたいな動機でも構わないと思うよ?他にもそう言った動機でなった人多いだろうし。』
「そっか〜…なら、良いのか。」

私の回答に満足したのか、姉は別の話題を出してきた。

「話は変わるけどさ。私は初期刀のまんばちゃんが好きで近侍にしてる事多いんだけど…アンタもよく初期刀の清光の事近侍に据えてるよね。…好きなの?」
『え…?いや、俺のはお姉の恋愛的な理由とは違くて…単に、初期刀として一番信頼出来るし最古参として頼りがいがあるからだよ。…其れに、俺と清光はそういう感じの繋がりではないから。何て言ったら良いかな…?こう、恋愛感情抜きで強く繋がってるって感じの………そうそう、“プラトニック・ラブ”って感じの絆かな。』
「へぇ〜…良いじゃん。其れも一つの絆の形、ってね。素敵で良いと思う。なら、私の場合は“ロマンチック・ラブ”って事になるのかな?……ん?でも、私達って其処までの関係かしら……。たぶん、好き合ってるのかな?ってのは思ってるけども…。」
『恋愛的意味では、そういう繋がりで合ってると思うよ。其れもまた一つの絆の形であり、愛の形ってね。』
「成程…。じゃあ、アンタと清光は恋愛関係では無いって事か。だったらさ、アンタが恋愛的意味で好いてる刀って誰…?まぁ、そもそもが居ればの話だけど…。」
『え゙…っ。そ、れはぁ〜……………ッ、』

思わず言葉に詰まって、先の言葉を口にしかけた瞬間、部屋の外から声をかけられて障子が開かれた。

「そろそろお時間かと思いましたので、お呼びに参りました。入っても宜しいでしょうか?」
『あ、もうそんな時間か…!御免ね前田君、わざわざ呼びに来させちゃって…!』
「主さん達、なぁに話してたのぉ〜?ちょびっとだけ聞いちゃったんだけど、恋愛話してたでしょ〜。恋バナするならボクも混ぁぜて…っ!」
「もう〜そんなんじゃないよぉ…!っていうか、乱ちゃん何処から話聞いてたの…?まさかだけど、まんばちゃんも聞いてたとかはないよね…!?」
「んっふふ〜!さて、何処からでしょう…?ご想像にお任せしちゃうよ!あ、念の為言っとくと、山姥切さんは聞いてないから安心してね。」
「はあー、良かったぁ〜っ!…いや、良いのか?コレ…。結局は聞かれてた訳だし…良かったの内に入るの?」
「あの…もしかして、大事なお話の途中でいらっしゃいましたか?」
『う、うんにゃ!?全然そんなんじゃなかったから大丈夫だよ…っ!』
「そうですか…其れなら安心致しました。もうお時間の頃かと思いますし、そろそろお暇致しましょうか。あまり長居しては、此方の本丸にもご迷惑を掛けてしまうかもしれませんし。」
『そうだね…!私達の本丸に帰ろっか!』
「同田貫さんなら、先に外でお待ちになってますよ。」
『ぅ゙え!?あ、あーうん…っ!分かった!じゃ、じゃあ急いでたぬさんのとこまで行かなきゃね……っ。』

そう動揺したように急いで帰る支度を整えていた私を、姉の檜乃衣(ヒノエ)は見透かしたように目を細めて見つめていたのだった。

2020/08/02(02:38)

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