小ネタ帳

此処は、お話に昇華出来なかった小ネタや、これからお話に昇華するかもしれないネタ達を書き留めた、所謂ネタ置き場です。主に、管理人の覚え書き処。名前変換物は*で表記。鍵付きについてはインフォページ参照。


▽虹色colorful*その1

諸々事情あって今回お蔵入り化した、月刊少女野崎くん夢。
御子柴編(と言いつつ実は佐倉編だったり(笑))、『我が妹紹介します』。
※御子柴双子妹設定。
※夢ページでは名前変換仕様で掲載してたけど、お蔵入り化させた経緯でネームレスのデフォルト名表記で明記なう。
苦手な人は回避してちょ。
※尚、こっちに移してくる関係で一部加筆修正済み。
▼以下、追記より本文。


【追記】

私、佐倉千代。
高校二年生、十六歳!
絶賛恋に恋して青春真っ盛り中です…!
今日は、もう学校が終わって放課後、野崎くんの漫画のアシスタント仲間である、みこりんと偶々一緒になったから一緒に帰ってるところだよ。
みこりんは、恥ずかしがり屋さんのイケメン男子高校生で、私と同じ学年の子。
ちなみに、クラスは別のクラスだよ。
ちょっと見た目は派手めだけど、実際はかなりのナイーブだったりする、ちょっと面倒くさい感じの普通の男の子なんだよね。
パッと見イケイケ系のイケメンでも、何故かみこりんの側は安心するから、一緒に居やすいってのもあって今一緒に帰ってる訳で。
――と言いつつ、本当は…「ボッチで帰るのは何か寂しいから付き合え!」って言われたのが実際のところなんだけどね。
まぁ、そういう訳で、気軽に他愛無いお話をしながらみこりんと一緒に帰宅中だったのです。

「ねぇねぇ、みこりん!」
「みこりんって呼ぶなって言ってるだろ…!」
「良いじゃん、別に…。アシ同士気軽に行こうよ」
「だからって、外でその呼び名で呼ばれるのは恥ずい……って、あ」
「うん?みこりん…?どうしたの?」

喋っている途中で急に言葉を止めたみこりんは、前方を見つめたまま話を中断させた。
何で急に言葉を止めたのかが気になって、みこりんが見つめている方向を見遣ってみると、其処には一人の女の子が居た。
ウチの高校とは違うブレザーの制服を着てる子だったから、他校の子だなっていうのが一目で分かった。
ウチの高校は、ブレザーの色が灰色の色をしてるから、すぐに分かるんだよね。
あの子が着ているブレザーは、他校の高校でもよく見られる感じの青色のブレザーだった。
へぇ〜、結構可愛い感じの子だなぁ…。
髪の色は、少し暗めだけどみこりんと同じ赤い色だ。
ギターケースっぽいのを背負ってるから、軽音楽部の子かな…?
格好良いなぁ〜…っ!
なーんて一種の憧れの眼差しを一人送っていたら、隣のみこりんがその子の方へと向かって大きく手を振り始めた。
ええっ!?
み、みみみこりん…!?
吃驚している間にも、「おーいっ!」とまで声をかけ出すみこりん。
そんなみこりんの行動に私は更に驚いちゃって、驚きのあまり、思わずみこりんの名を呼んでしまった。

「えっ!!ちょ、みこりんっっっ!?」

あの恥ずかしがり屋で自分から積極的には女の子に話しかけれない、あのみこりんが…!
まさかの他校の子に話しかけちゃうだなんて!!
これは、もしや…!
みこりんに春到来か……っ!?
まさかの展開に、ちょっぴりワクワクしながら様子を窺っていると、みこりんがとうとう普段の感じで話しかけ始めてしまった。

「よぉーっ、今帰りかー?」

あのみこりんが、普通に他校の女の子に話しかけてるよ…っ!
凄い驚きだよ!!
これは野崎くんにも知らせねば…っ!!

『あぁ…、ミコか。うん、そうだよ』
「今日、部活は…?」
『休み。てか、強制的に休み…。顧問捕まんないし、音楽室は吹奏楽部が占領しちゃったしで。だから、大人しく解散して帰ってた訳』
「そ、そうか…っ。そりゃ災難だったなぁ〜…。ってか、普通にミコって呼ぶなよ!巫女さんみたいに聞こえるじゃねーか!!俺はそんな可愛い呼び名って柄じゃねぇ!!」
『良いじゃん、ミコで。さっき其処の女の子に“みこりん”とかって呼ばれてたし』
「聞いてたのかよ…っ!」
『聞こえたんだよ』

何かナチュラルに仲良くフレンドリーに話してるけど…この子、何者…?
あの極度の人見知りなみこりんが普通に喋りかけてるよ…?
あまりにも気になって仕方のなくなった私は、思い切って当人に直接訊いてみた。

「あ、あの、みこりん…?なんか凄く親しげに話してるけど…誰、その子?しかも、他校の子…だよね……?」

何か不躾な質問だったら失礼だから控えめに訊いてみると、みこりんは至って普通の調子で紹介し始めた。
って、いつものみこりんは何処にいっちゃったの…!?

「…ああっ、紹介するな。コイツ、俺と双子の妹で真琴って言うんだ!ちょっと大人しめで地味に見えるけど、案外可愛い奴なんだぜ!」

へぇ〜っ、そっかぁ〜!
双子の妹さんか〜っ!
――…って、

「双子ぉ!?しかも、みこりんの妹ぉっっっ!!?」
「お、おぅ…っ、そうだよ…?つか、そんなに驚く事か…?」
「普通に驚くよっ!!だって、みこりんと違って他校の制服着てるし、見た目確かにちょっとみこりんっぽくも見えなくもなかったかもしれないけど女の子だったし、“もしやみこりんの彼女か何かでは!?”――って思っちゃったんだもん…!!」
「何でそこでカレカノ疑惑が出て来るんだよ!!」
「だって、あの人見知りのみこりんだよ!?余程気心知れた仲の人じゃないと、さっきみたいな会話出来ないでしょっ!?」
『聞いてる分だけだと、結構な物の言い方されてるね…。まぁ、大体想像付くけどさ』

凄く吃驚しちゃったけど、言われてみれば、見る程見る程何処となく雰囲気とかがみこりんにそっくり似てる気がする…。
髪の毛の色とか、ちょっと目付きが鋭いところとか…。

『…ってか、未だにその人見知り直ってなかったんだ。逆にそこに驚きだよ、私は』
「う、うるせーっ!!仕方ないだろ…!?コミュニケーション取るの苦手なんだから……っ!!」
『もう高二でしょ?入学仕立ての一年の時ならともかく…未だにボッチはやばいよ?』
「うわーんっ!!ボッチって言うなぁーっ!!」

双子なのに、お兄ちゃんのみこりんとは性格が全く違うようだ。
てか、今気付いたけど…妹さん、結構ドライなタイプ?

「二人とも、仲良いんだねぇ〜っ!」

取り敢えず、当たり障りない感じにそんな感想を口にするのだった。
そんなこんなで、みこりんの双子の妹さん――真琴ちゃんとの初対面且つ紹介を終えるのだった。
続く…?

執筆日:2018.01.28

2021/04/13(12:19)

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