小ネタ帳

此処は、お話に昇華出来なかった小ネタや、これからお話に昇華するかもしれないネタ達を書き留めた、所謂ネタ置き場です。主に、管理人の覚え書き処。名前変換物は*で表記。鍵付きについてはインフォページ参照。


▽オトメン。

鉄血短編でタカキ夢ネタ。
ずっと仕事詰めだった夢主を心配して御飯作ってあげたら思いの外喜ばれて、抱き付かれてお胸が当たって大慌てな感じの流れで書くつもりだった。
しかし、途中で頓挫してそのままになったので供養。
↓以下、文章(ちょっと長め)。


【追記】


「あっ、ああああの…っ!?」
『んん〜っ、やっぱ可愛ぇわ!』
「あ、あたっ、当たってますぅうううッッッ!!」

何故、こんな状況に至るかと言うと…それは、数十分前に遡る。
―俺は、**さんに頼まれた資料を持って、机に向き合っている彼女の元へ駆けて行った。

「**さんっ!頼まれてた資料、持ってきました……、」

鉄華団の施設内で、様々な書類がまとめられている内の部屋の一つの出入口で、俺は立ち尽くした。
この部屋は、彼女の仕事場として使われている部屋で、幾つかの機械と書類の束やファイルらしき物が整然と並んでいる。
その中央に位置するパソコンの前に座っていた彼女が丁度席を立ち、疲れた表情を浮かべて伸びをしているところだった。

『ん゙ん゙〜…っ!ッ、はあぁ〜………。ぁ、タカキ。ごめんね、ありがとう。』

俺達より幾分か歳上の彼女は、見るからに大人っぽくて魅力的だと思う。
いつもは、屈託無い笑みを浮かべたり、見た目に反してあどけない表情を浮かべたりしている**さん。
けど、仕事をしている時に見せる真剣な表情や、今のように時偶に見せる気を緩めた艶のある表情は、やはり彼女が大人なんだという事を改めて感じさせられる。
現に、今見てしまった一瞬の色っぽい姿は、思春期である俺の思考を奪っていった。
ぽけぇ〜っと惚けていると、不思議に思った彼女が首を傾げて問うてくる。

『タカキ…?どうかした?』
「へ…っ?あ、や…!?なっ、何もないです!!」
『そう……?』

事務作業をし続けて筋肉が凝り固まったのか、グイグイと身体を伸ばして小さく呻きを上げる**さん。
その時に見せる、ちょっとした苦悶の表情さえも色っぽく見える俺は、多分可笑しい。
頭を占めだした邪な思考を振り払い、気を取り直して言葉を紡いだ。

「はい、コレ。頼まれてた資料ですっ。」
『あぁ…、うん。ありがとう。』
「お疲れみたいですね…。大丈夫ですか…?」
『ん゙〜…っ。流石にずっとパソコンの画面見続けんのは辛いわ…。』
「そりゃ、そうですよ…。目の下には隈作ってますし。顔色も、何だか疲れきっちゃってて悪いですし。少しは休まれてはどうですか…?」
『うん…っ、そだね…。そろそろ休憩しようかなぁ…。丁度、区切りの良いトコまで片付いたし。少し小腹も空いたところだしね。』

そう言って彼女は、疲れた笑みを浮かべて笑った。
ここのところ、あまりゆっくり休めていないらしいとの噂を小耳に挟んでいたのもあり、体調面も含めて心配だった。

「じゃあ、俺が何か軽い物作りましょうか…?今、アトラさんは外出中で居ないし。」
『あぁ…アトラちゃん、今お仕事中か。ちっちゃいのに、健気だねぇ…。それじゃ、タカキに頼もうかな?私、タカキの作る料理好きだし。でも、良いの…?他にやる事あるんじゃないの?』
「いえ。今日は、特に俺がやれる仕事、あんまり無いんで。それに、そんな顔してる**さん、放っておけませんよ!」
『うわぁ…。そんなに酷い顔してる…?やだなぁ…ちゃんと休んでるつもりなのに……。』

言われて初めて気付いたように、あからさまに顔を顰めた**さんは、げんなりとした表情をする。
余計に顔色の悪さに拍車を掛けているような気がして、慌てて話題を変えた。

「あ…っ!えっと、俺、今から作るんで…!何か希望とかあれば、それに沿った物を作りますけど…何かありますか…?」
『んー…特にコレと言った物は無いかなぁ…。小腹が満たされればそれで十分だから、あっさりめなのが良いな…、とは思うけど。』
「あっさりめですね…!なら、サンドイッチとか、ちょっとしたスープとかですかね…?**さん、大分お疲れみたいですし、軽めだけど栄養たっぷりな物が良いですよね!」

2019/08/19(02:49)

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