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【捌】



 生身と器。
君はまだ本当の愛を知らない。
清光と絆を深める回。
 内番中の清光と二人で厨に居る時設定の話。
自分は主の本当の刀じゃないし、そうはなれないor本丸では初期刀扱いだけど主の本当の初期刀は俺じゃない、って事を気にして一人で悶々考え込んじゃってて、調理中に包丁で指切っちゃう感じの内容。
▼以下、ちょっとだけ書いてた文章なう。


「けど、俺…刀だし、本体が傷付いた訳じゃないし、手入れする程の傷でもないから平気だよ。」

 そう言った清光に怒る主は直ぐ様その手を取って厨を出る。
居間で救急箱を取り出し、絆創膏を貼ってやる。

『今は人の身を得てるんだから、例え一時の器だとしても、身体は大事にしなきゃ駄目でしょ。それに、清光の手、色白で綺麗なんだから…尚更大事にしとかなきゃ。』
「俺の手が綺麗…?」
『うん、綺麗。清光は色白で肌綺麗だし、可愛いよ。』
「そっか…。俺の事、綺麗で可愛いって思ってもらえてるんだ…。」
『そりゃ、初めて清光を目にした時から可愛いって第一印象だったもん。まぁ、それは、刀剣乱舞というゲームを知る前に見た、清光を模したフィギュア…グッズを見た時の話なんだけどね。』
「…そう。……ねぇ、俺って愛されてる…?」
『うん、めっちゃ愛されてるよ。現世行ってごらんよ。清光大好きなお姉さん方で溢れてるから。』
「主も、俺の事…愛してくれてる?」
『当たり前じゃん!だって、こんなに可愛いんだから!例え、戦でボロボロになったって、清光が可愛くて大事な我が子には変わりないんだから!!』

 そうして不安になってた気持ちも解消されて、自分はちゃんと主に大事にされてる、主の刀の内の一振りで居られてるんだって自覚を持つようになる。


初出日:2021.04.24
加筆修正日:2022.01.11