【序】
雨が降っていた。
昼間に寝ていたら、起きていた者が何やら騒ぎ立て、
誰だ、人が寝ているというのに騒ぐ奴は……。
すっかり目が覚めてしまったので、一度トイレに起きるつもりで布団から起き上がろうとした。直後、電車の走り去る音が、誰かの叫び声に聞こえた。
普段なら気にしない筈の音が、何故かその時ばかりは妙に耳に残って、トイレから戻った後も暫く目が冴えて眠れなかった。
電車の走り去る音が誰かの叫び声に聞こえたなんて、初めての事だった。
【中】
実家に帰った時の事だ。
ウチの実家は、その昔民宿を営んでいた関係か、一階と二階それぞれに洗面所とトイレが個別に一つずつ付いていた。そして、私は実家に居る時はいつも二階の部屋で寝起きし、二階の洗面所を使って顔を洗っていた。
とある日の事である。
起きて顔を洗おうと洗面所へ向かったら、排水溝から白い手が伸びているのを見てしまった。その白い手は、うっすら透けていて、凡そこの世に生きているものではないと思った。
取り敢えず、どうしようか迷った末に、パイプクリーナーを流してみる事にした。要は、流れを良くしてやろうという考えである。
水というのは、流れが悪くなると、途端に澱んでしまったり悪いものが溜まって詰まったりするものだ。だから、流れを綺麗にしてやったら、底に詰まっていた汚れや何かなんかも一緒に流れていってしまうだろうと。
安直かもしれなかったが、此れが意外と正しかったらしく、その後、謎の白い手は綺麗サッパリ居なくなっていた。
後日、本丸へ帰って御神刀の石切丸に話してみたら、彼はにこやかな笑みを浮かべてこう返してきた。
「うん。主のやった行いは、間違ってはいないよ。水の流れというものは、常に良くしていなければならないものと思っていてくれて良い。何故ならば、其れが濁り澱むような事があると、流れが悪くなった場所に
彼の有難いお話を胸に留め置くのと同時に、実家へは定期的に帰って綺麗にしておこうと思った。
また
実家へ帰っていたらしき姉から連絡が入った。話はこうである。
『ねぇ、ちょっと聞いてよ…!今、私、実家帰ってきてんだけどさぁっ!下の洗面所使おうとしてやばいもん見ちゃったんだけど、どうしたら良い!?もう怖くてしょうがないから、誰かに話さずには居られなくって、思わずアンタに電話掛けちゃったんだけどさぁ!!オトンとオカンに話しても気のせいやろの一点張りで話まともに取り合ってくれないんだよ、どう思う!?取り敢えず怖いから話聞いて!ついでにどうしたら良いか教えて頼むぅ〜…っ!!』
どうやら、今度は、一階側の洗面所で発生したらしい。
我が姉は極度の怖がりだ。故に、ホラー耐性は無く、ちょっとのレベルでビビるし泣く。ので、怖いものは極力避けて来たのだろうが……如何せん、我が家の実家は大層古い。最早付喪神の類が居ても可笑しくはないレベルの古さ故、見えぬ者には見えぬが、時折ホラーチックな現象は嘗てより起きていたのである。
目に見えて分かるような現象が起きたのは、ここ最近の事であるが。まぁ、そういう事なのであった。
私は、電話先の姉へ至極淡々と慣れたような口調で告げる。
「あー、もしかして…排水溝の辺りから白い手でも生えて、“
『うん、そう…っ!!まさにその光景を私は見ちゃったのよぅ!!』
「その現象なぁ、パイプクリーナー流して流れ綺麗にしてやったら消えて無くなるぞ〜。私もこないだ実家帰った時、同じ現象にあったから、コレ本当の話な。私の時は二階の洗面所でだったけど。パイプクリーナー流して暫く放置したら、綺麗サッパリ居なくなってたよ〜。一応、本丸帰った後パッパに訊いてみたら、対処としては正しかったみたいッス。理由は自分とこのに訊いてみ。とりま、試してみなはれや」
『うっし、分かった!今すぐ試してみるわ!!解決法教えてくれて有難う!!こういう時は、お前が頼りだわ…っ!!』
結果、無事、ホラー現象は解決したそうな。
しかし、後日改めて冷静になった姉から再び連絡を貰い、“同じようなホラー現象起きてたなら帰る前に言えや!!”と電話口で怒られた。前以て伝え聞いていたなら、そもそも帰る事などもしなかったのに……との事だそうな。
いや、そんなん知らんし、端的に言って誠に遺憾であり、理不尽である。
そもが、そっちの予定など此方が知る由も無いし、本当に用があれば随時伝えている筈なのだ。
まず、前提として、我が姉は極度の怖がりである。わざわざ怖がらせるような話をする訳が無いだろう。なので、今回姉がいつぞやの私と同じ目に遭った事は、偶然の出来事であって、私自身は全く関係無いのである。よって、怒られる必要性を感じない。
確かに、前提の理由が無ければ、前以て情報として伝えておいたかもしれない。必要な情報は、同業者であり身内であるから、共有する事は大事であると思っているからだ。だが、今回は全く以て別物であった。
故に、私は不満さを
「お前が怖がりなの知ってて敢えて言わなかったのに、其れを怒るのはお門違いでなくてか…?ついでに言うと、お前が私と同じ現象に必ず遭うとは限らないし、遭ったところで
『わあーっ!!御免!私が悪かったから、頼むからそんな冷たい事言わないでぇー!!』
「ハンッ、んなの知ったこっちゃないねぇ。私なんかに頼るよか、自分の信頼を置く刀が居るだろう?そっちに頼む方が早いし確実だろ。もう切るぞ」
『いやぁーっ!!ホラーは駄目なの!怖いの!!だからもう少し話聞いt』
「じゃあの」
ブチッと容赦無く切った電話。忙しかったのは事実であった為、私は作業に戻り、仕事を片付ける事に集中した。
その後、姉からは電話ではなくメッセージの方で謝罪の文章が送り付けられてきたが、多忙を極めていて疲れていた為、既読を付けるだけに留めた。
そしたら、何を勘違いしたのか、返事の無い事に対しての不満を此れでもかと綴った理不尽なメッセージをつらつらと連続で大量に送り付けられた。
嫌がらせかよ。もしくは、面倒臭いタイプの彼女気取りか。
あまりにイラッと来た為、大量に送り付けられてきたメッセージに対する返事と其れによって大変迷惑を被っている件についてをドスの効いた声音で淡々と吐いた生声を録音して貰い、其れを長谷部に代理でメッセージと共に送って貰った。早い話が、苦情を言い渡した訳であった。
その後、痛電ならぬ大量のメッセージはストップし、暫くは音沙汰無いくらい静かな平穏が訪れたのであった。
【終】
また別の日の事である。
とある日、姉審神者が実家に居た時に、夜中、階段を降りる際に足を滑らして落ちてしまったらしい。怪我は大した事無かったそうだが、その時の事について、奇妙な事を洩らしていた。
曰く、
其れを我が本丸のにっかり青江へ伝えると、彼はいつものニヒルな笑みを浮かべた顔でこう述べた。
「嗚呼……うん、確実に居るねぇ。
「当たり前だろう。結果的大した怪我にはなっていないが、“怪我をした”、つまりは実害は既に起きている事になる。其れを放置出来る程、私は他人に無関心にも冷徹になった覚えも無いぞ」
「じゃあ、解決法を探らなきゃだねぇ…。原因となりそうな事に心当たりは?」
「ある、というかありまくるな…。ただでさえウチの実家は古過ぎるくらい古いし、故に何かしらが住み着いてても可笑しくないレベルだ。よって、ただの人には見えない類のものが居て、其奴等が悪戯と称してやらかしていたとしても可笑しくはない。時に、“隣人さん”と呼ばれる者達は、そういった質を持つ者達だ。……だが、その“悪戯”が度を過ぎれば、人は簡単に死ぬ。今回の件だって、打ち所が悪ければ、良くても骨折からの病院送りで入院コース、最悪御陀仏になってたかもしれないんだぞ。おまけに、我が姉が実家の階段から滑り落ちた回数は、ここ最近の短期間の内に数度もある。流石に何かやばいって思うだろ…?そんなしょっちゅう階段から落ちてたらさぁ」
「彼女自身に何か取り憑いてるパターンは?」
「彼奴も審神者やってるし、同じくウチに居る刀全員揃えてるから、取り憑く前に祓われてんだろ」
「其れもそうだねぇ…。なら、要因そのものは、君のご実家という事になるかな。……さて、君はどうしたいんだい?僕の手が必要という事なら、喜んで貸すよ」
彼のにっかりと笑う笑みが、此方へと真っ直ぐに向けられる。私は寸の間考えたのちに、彼の目を見上げて言った。
「にっかり、ちょっくら頼みがあるんだが……
彼の鋭い切れ長の片目が、きらりと光った。
「たぶん、出来なくも無いけれど……一体どう使うつもりなのかな?」
「何、ちょっと
にやり、私は悪い笑みとやらを浮かべて、現世の実家に一時的に帰る為の手続きを取った。
経てして、私は、一振りの刀と
今回は、特別な理由に於いての遠征という名目で許された事なので、緊急事態を除き、刀剣男士の実質的顕現の許可は下りなかった。故の、本体のみの同伴であった。
(目的地であるご実家に着いたは良いけれど…具体的にはどういったプランを練っての流れだい?)
「とりま、ザッと
(主……前から思ってたけども、君って大概脳筋だよね…。思考が同田貫やまんばとそっくりだよ)
「お褒めに
(別に褒めてないよ……)
実質顕現出来ていない彼の声は私以外には聞こえていなかったが、そもが問題無き事であり、仮に両親へ聞かれて怪訝な顔をされても些末事に過ぎなかった為、敢えて気にせずスルーした。
問題の二階へと上がる階段の踊り場へ上がり、薄暗く上階へと伸びる階段の様子を見上げる。
「さて、問題の現場までやって来てみた訳だが……やはりというべきか、居るな…。お前の目のお陰で
(ンフフッ……そりゃあそうだろうね。僕の目を貸したんだもの、逆に見えなきゃ可笑しいよ)
「見えるって事で一旦対話という元で諭してみるが、駄目だった時はお前の本体で斬るな」
(君って、霊とか云々無しに結構容赦無いよねぇ〜。…まぁ、そんなところを僕達は気に入ってる訳なんだけど)
「御託は良いから……やるぞ」
人払いを済ませた段階で、にっかりの本体を腰に帯びて、目の前で浮遊している、凡そこの世のものでは無き者へ口を開いた。
「我々この家に住む人間に対して、度々“悪戯”を仕掛けていたのは、君か……?悪気が無かったのであれば更々悪い事であるんだが…他意は無く、また悪意も無かったのであれば、ただの軽い“お仕置き”程度で事を済ますつもりだ。……だが、其方に僅かでも悪意があって危害を加える体であったならば、情けはやらん。容赦一切無く此処で言葉通りに断ち切らせてもらう。――さて、対応や如何に…?」
謂わば、交渉に出たつもりであった。悪意が無ければ、害は無いものと見なし、軽い“お仕置き”のみで済ます。其れ以降は、この家に住まうからには此方側が提示するルールに従ってもらい、共に住む人間には危害を加えぬという事を約束させ、共存する事の許可を下す。しかし、悪意が有った場合は、害の有るものと見なし、排除という手段に出る。排除とは、言葉通りの意味で、目の前で浮遊しているナニカを斬る事を指していた。
結果、交渉は決裂、選択すべきは後者であると出た。目の前で浮遊していた存在が剣呑なオーラを纏って此方へと向かってくる。
私は腰を落とし、戦闘体勢に入って彼の本体を構え、白刃を煌めかせた。
「俺をただの人間と侮った事、後悔するが良い…ッ!」
ギラリ、金色の色合いに輝く目が鋭く見開かれて、目の前に迫る凡そこの世に生きるものでは無き者を断った。見事、真っ二つにである。事の次第は、断末魔を聞く事も無く、斬ったと思しきものは霧散し、消えた。
一応、後でちゃんとした供養や清めの処置は行うが、いまいち何かを確実に斬ったという感覚がせず、斬った筈の刃先を摘まんで覗き見る。
「……なぁ、コレってちゃんと斬ったの…?何かあんま斬った感じしなかったんだけど…」
(大丈夫。心配しなくても、今のはちゃんと斬ったから。安心して良いと思うよ。君は元々、お姉さんよりは見える質の方ではあるんだけども、はっきり見える質ではないから、僕達と感覚が異なるんだろうね)
「ふぅん……よく分かんないけども、取り敢えずはそんなところなのねって事にしておくわ」
(うん。こういうのは、分かる人にしか完全に理解出来ないから、主の場合はそんな感じで良いと思う。完全に見える訳でもない人が理解出来たところで、あまり意味が無かったりもするからね)
現場が室内の狭い場所であった事もあり、今回本体を振るえたのはギリギリのラインであった。縦一文字に一度振るうだけであったから何とか振るえたレベルであろう。脇差の中でも大きめの長脇差である彼の本体を袖で拭う所作をしながら、しみじみ思った。
ふと、事が片付いたかの様子見に来たのであろう、上の方からひょこりと顔を覗かせてきた母が階下に居る私の方を見つめて口を開く。
「終わった……?」
「あぁ…階段滑り落ちて怪我するとかの要因になってた害有る霊を祓うという作業なら、一応終わったかな。まだこの後お清めとかの作業は残ってるから、全部の作業が終わったとは一概に言えんけども」
「そうなん。でも、アンタが“お祓い”してくれたお陰なんやろうねぇ……何か此処等一帯空気が澄んでるように感じるし、心無しか明るくなったような気がするわぁ」
「そら、わざわざ遥々遠征してきた甲斐があったってもんやね」
「ところで……アンタの周りを
「嗚呼…もしかして、にっかりさんの目ぇ借りてきたから、一緒に憑いてきたんかな…?」
言われて初めて気付いたかのように、先程からチラチラ視界の端に映り込んでいた彼女を振り返り見て呟く。
「安心しぃ。この女ん人の霊は悪させんし、どっちかっつーと良い子で守ってくれる系の存在やから。ちなみ、この子は今私が持っとる刀に憑いとる霊なんよ」
「へぇ〜、そうなん。何かよう分からんけど、美人さんな霊やなぁ〜」
「良かったね、あんさん。美人やって褒められたで」
(心無しか嬉しそうにしてるねぇ〜。女性は誰だって美人って褒められたいものだもの、当然の話かな)
「そういやアンタ、何か目の色変わっちょるようやけど…ソレ、どうしたんな?カラコンでも入れとるんね?」
「あー、此れ…?
母が元々その手のものの見える質であり、且つそういうのを引き寄せやすい質であったのもあっての、今回の一件だったのだろう。今は加齢からか、娘二人を生んだ事による力の分配か、霊感の力は薄れ、昔程はっきり見たり感じる事は出来なくなったらしいが。
けれども、見える質であった人間は、向こうからも同じく認識されていたという事に等しく、ホラー的現象は起こりやすい。また、場所が古い家であった事も
一先ず、この一件は無事に解決に至ったという事で処理された。
後日、姉審神者へ
『いやぁ〜っ、本っ当怖い思いしたから不安で不安で堪らんかったんよ〜!!マジで有難うなぁっ!!今度、御礼に美味しいスイーツのお店にでも連れてって奢ったるわ!』
「わぁーい、やったぁ〜。楽しみにしときまぁ〜っす」
『ところでさぁ…例の件、どうやって解決したん?』
「えーっと…端的に言って、“自本丸のとある刀剣男士の目を借りて解決した”訳なる」
『は………?え、御免、もっかい言って。どゆ事……??』
「正確には、にっかりさんの目と本体を借りたって話ッス。あ、言っとくけど此れ、言葉通りの意味ね。自分自身の目じゃ、はっきりとは分かんないし見えないから、対象が見えるであろう目を借りて解決した訳なのですよ。…ああ、そうそう、解決したっつっても、結局は物理的な話だったから。こっちの言う事聞いてくれなかったおまけに明らかな態度で歯向かってきたからさ、こりゃ聞き入れてくれる余地無いなぁ〜って事で斬ったの。ちなみ、使ったのは勿論にっかりさんの本体な。にっかりさん自身に斬ってもらえたら早かったんだけど…緊急事態を除いての顕現は上が許してくれなかったからさぁ。しょうがないから自分で斬ったわ。場所が場所で狭過ぎたから、刀振り回すのに向いてねぇ〜ってなって、どうなる事かと最初思ったけども……まぁ、なるようになって良かったわな」
『え………?や、え?だから、どういう事?つーか、私はどっから突っ込んだら良いので…?そもそもが、どうやったらそんな芸当出来るんだよ。普通そんな事サラッと簡単になんて出来ませんくてよ??』
「いやー、まぁー…どうにかしたら出来ました」
『いやいやいや……っ、普通の人はんなサラッと出来んからな!?何でんな事出来たの!?逆に凄くね!?』
「まぁ〜、僕から言わせてもらえば、この人だから出来た事なのかもしれないねぇ〜。ウチの主、一応はその手の方の知識無駄に持ってる上に、何でか対応力あるから」
途中から何故か我が本丸のにっかりが割り込んできたが、平然と通話を続けた。
「まぁ…言うて私、其れなりにホラー耐性あるし」
「耐性だけあっても、普通対処までは行かないだろう?君の場合は、知識もあって対処まで出来るから、お姉さんは称賛の声を上げてるんじゃないかな?無理な人の場合、とことん無理な話だし、そう易々とは出来ないから」
『そうだぞ、お前…っ!私が同じ状況に至ったとして、同じ事が出来ると思うか?んな訳無いでしょ…っ!つまりは、そういう事よ!分かったかぁッ!!』
「何で其処で偉ぶるんだよ…。うーん、まぁ…此れでも私ゲーム脳な方だし、脳筋だから、どうかなった時は“最悪物理かませば解決するかな?”って思考なんだよね〜、基本。だから、今回も其れに至っただけであって、別にそんな凄い事を成した訳では無いと思うんだが…」
「取り敢えず、無事に解決出来て良かった、という事にしておこうよ。お姉さんの方の不安も取り除く事が出来た訳だし。僕の方も、君に直接振るってもらえるという機会に恵まれて役得だった訳だしね。おまけのおまけで、僕の右目に憑いてる女の霊だけど、君の
『マジかよ。何か私の知らんところで色々起き過ぎててビビるし凄ェな。某・霊のお姉さんが喜んでるとこは、ちょっと可愛くて見てみたかったかも…』
「まっ…とりま、そういう事だから。暫くは安心して良いと思うよ」
『有難う!マジで感謝するわ!!』
スピーカーから聞こえてくる、姉の興奮気味な声音に呼応するかのように、にっかりの右目に憑いているお姉さんがご機嫌そうに姿を現し、ふよふよと辺りを漂った。
此れにて、一件落着と相成る。
執筆日:2022.03.02