嫌われ組
世間から嫌われている(嫌われるであろう)4人組。ハデスは人間に戻る方法を探して、シクルは同じ境遇の人を捜すため、スピンドルは一人ぼっちは嫌だから、バキュアスは殺し損なった兄を殺すため、それぞれ理由を持って4人で各地を転々としている。
スピンドル

2022/10/19 20:44

-さびしうらめしまほうつかい-
(呪ペッタ♂)
7歳、男児、
一人称:僕
二人称:きみ、呼び捨て

うまれながらの魔力持ちにして善悪の区別が無いままただ己の意志でそれを使う非常に危険な子供魔法使い。
きっかけはまだ小さい頃いじめっ子にお気に入りのぬいぐるみに砂をかけられたこと。口で言い返したり力でねじ伏せる術を持たない幼いスピンドルはただ相手の不幸を願った。
すると翌日そのいじめっ子が高熱をだして亡くなった事を知らされる。
自分が責められると思ったスピンドルは、思いつく限り全ての周りの人がいなくなればいいのにと思った。いじめっ子の訃報を自分に言いに来た母親も、自分をすぐ叱る父親も、自分をいじめている息子を叱りもしないいじめっ子の母親も、幼稚園の先生もみんな。
そしたら次の日みんないなくなっちゃった。

おしまい。

バキュアスら嫌われ組の一員になったのは彼女らが「僕と会って初めてしなない人達だった」から。
性格は臆病で卑屈。ごめんなさいが口癖。
前述の通りバキュアス、ハデス、シクルなど魔力持ちだったり非人間には呪いは効かない。
呪う際には必ずぬいぐるみを抱いていることが条件。慣れると直接呪いをかけられるが、まだ上手く魔力の扱いができないスピンドルは依代とする物が必要な為である。
見た目がいかつくて自分の言いたい事を言えるハデスにあこがれている。でも怖いので近づけない。

●○魔力開花前のスピンドル●○
彼は子供ながらに「かわいくない」子供だった。卑屈な性格と目のクマや歪んだ笑みを見てはいじめっ子に良く気持ち悪いと言われた。
またスピンドルは夢遊病を患っていた。夜中寝たまま家のドアを開け外に出ていることはしょっちゅうで両親はスピンドルの身の危険を感じ、家がわかるようにドッグタグをつけ、器用にドアを開けないよう手を縛って寝かしつけた。
彼の子供らしからぬところや夢遊病に両親は気をとがらせ時に彼に厳しく当たり、溜息をつく事もしょっちゅうだった。でもそれは愛情ある故だった。しかしスピンドルにはそれは愛と受け取られなかった。
いじめっ子と同じ煩わしい人間。それが彼が両親に与えた評価だった。
前へ次へ