太陽と月の神殿
日と月は重なり合うこと無く人々の暮らしを見守っている。 届かぬ天に輝くそれらを人々は神と呼び、彼らの1番近くに仕え彼らの意志を伝える人間を神官と呼び神同様に讃えた。 神官は代々神と神殿と共にあったが、どうやら今回の神官は違うようで…。 アサムダ
2022/10/19 21:14
(eーフィ♂)13歳、男子、
出身:穏やかな牧草地
一人称:僕
二人称:あんた、君
太陽の男神に仕える神官。
レイラは双子の妹である。
太陽神に仕える者は彼の光の差す時間、つまり日の出ている時間が職務を行なう時間である。月の女神に仕える者はその逆。
アサムダとレイラは同じ神殿に住みながら、日と月が曖昧な彼は誰時と黄昏時にしか会うことは出来ない。血を分けた妹とそういう形でしか会えないことに対して仕方がなくどうしようもないことだと思っている。
太陽神はその輝きで作物を育て人々を豊かにする。アサムダはより作物が育つように新たな農作器の開発や人々の暮らしについて纏め神に報告することを職務としている。
太陽神が筋肉隆々の豪快な男の姿で描かれるのとは逆にアサムダは線が細く身体があまり強くない。季節の変わり目にはよく体調を崩している。
自身の世話を焼き、病気の際には甲斐甲斐しく看病をしてくれるデシェルに、優しいながらも厳しい所のある母の面影を感じている。
生まれは移動しながら牧畜を行う民族の出。
神殿よりやってきた賢者らの導きで神官となった。
なんでも神が地に降りる年に生まれた双子が神官になる為の条件らしい。
信仰に篤いその土地に暮らす両親は今生の別れと知りながら喜んで生まれたばかりの双子を差し出した。
レイラの事はレイ、畏まる時はレイラと呼ぶ。双子の妹をとても大事に思っているが、聞き分けの悪い所があるのでとてもヒヤヒヤしている。
性格は真面目で頭が良く大人びている。
「神よ。天におわします太陽神よ、いらっしゃるのならどうか、レイラにもその日の輝きをお与えください。」
「レイ、仕方の無いことなんだ、僕らは神官として生きていく運命なんだよ。」
聡いゆえ神殿の知りたくもない秘密を知ってしまうこととなる。
神殿の秘密
神の降りる年に生まれた双子が神官になる条件であるが、彼らを選出するのは神殿から送り出された大賢者たちである。彼らは該当年の間中条件に合う双子を各地に捜しまわる。見出された双子はそのまま親の手を離れ、賢者たちに世話をされながら職務をこなすようになっていく。
神官と大賢者は交代制で、大賢者は生涯一対の神官に仕えることしか許されない。
神殿を小宇宙と例えると、神の遣いの神官は神そのもの、大賢者はただの人間に過ぎない。
神たる神官が寿命が尽きる、あるいは神殿からいなくなるそういうことがあれば、それはこの世界から神が亡びるという事。ーー神の居ない世で人々は生きられない、大賢者は自死をする。大賢者が亡き後は賢者の中から二人大賢者が選ばれ、神官となる双子を捜しに行く…。そうしてまた新しい神(神官)が立てられ、その元に人間(大賢者)が集う。
大賢者が生涯一対の神官にしか仕えられないのはそういう事である。
これは神官が知ることではない瑣末なことであるのだが、アサムダは聡いゆえそれに気が付いてしまった。そして己がレイラと共に神殿を去ることは出来ないと知るのである。


