西洋の国
この世界の西の方に広く土地を有する国。 あまりに雄大なその土地は多くの民族が暮らし生活を営んでいる。
ラピス

2022/10/23 23:57

-恋の百戦錬磨、愛と自由に生きる詩人-
(薔薇レイド♂)
25歳、男性、177p
一人称:僕
二人称:君、貴方

自他ともに認める美形。
美しい物なら性別も問わない、無機物でも構わない、美しい物を求め、愛に生きる男。
昔は自慢の歌声とハープの腕前を買われて こすい の音楽の教師に抜擢された。
ラピスは低級の貴族の出だったが、あまり身分にこだわらないこすいの父親にその腕を買われたのだった。
当時こすい12歳、ラピス15歳とわずか3歳差であったので音楽の勉強だけでなく、歳の近い遊び相手にもなった。
こすいが16歳頃から帝王学など学ぶことが増えたのでラピスは音楽の教師を外れ、これまでの褒美として王宮の庭のバラ園を貰った。
現在はそのバラ園の管理をしたり好きなハープを鳴らしたりして暮らしている。
また美しいものを求めてバラ園の管理を誰かに任せてフラッと放浪したりもする。元々放浪癖や屋敷から抜け出す癖があり、一族ではかなり問題児として見られていたラピスだが、こすいの教師に抜擢されたこともあり一族の家格が上昇、それ以来は一族の誰もラピスに口を出せなくなりラピスは思う存分放浪している。
教師と生徒という立場から外れた今では、ラピスはこすいの事を可愛い弟、こすいはラピスの事を為にならない友人くらいに思っている。
顔を合わせると、本人も覚えてないような小さいころのこすいの話などをしだすのでそれをこすいは苦虫を噛み潰したような顔で聞いている。
ちなみに冒頭に美しい物なら性別関係なしと書いたが、ラピスはこすいについて綺麗な顔だなと思ってはいるが、さすがに弟のように思っているので手は出さない様子(「あと皇子だからね!手出したら国王にころされそう!!」ラピス談)。
「やあ美しいマドモアゼル。少しだけ時間を僕にくれませんか?」
「愛の一触れで人は誰でも詩人になれる、…というのは古人の言葉ですが…ああ、君を見ていたらいい詩がふと思いついたんだ、これってそういう事かな?」
「そういえばこすい、一人や二人恋人は出来たんだろうね?僕はてっきりそのために君が浮世に出てきたと思ったんだけど?」

彼の愛は芸術品を愛でるのと一緒で、誰か一人を愛するという事はこれまで考えたこともなかった。その考えを変えるような、ラピスが一途になれるお相手が見つかるのかな?
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