その他
風籟フウライ

2022/10/30 21:24

-色街で蜘蛛に身を売るかわひらこ-
(揚羽ント♀)
18歳、女性、160p
一人称:私
二人称:あなた

みれいの双子の妹。色街で身を売っている。
二人が幼少の頃、家と親を火事で失くしたあと、本人の意志に関係なく、遊郭の禿(遊郭で暮らす見習いの幼女)になっていた。
みれいも一緒に禿になったが、遊女の仕事内容を知ると、身を売る恐怖から逃げ出した。一緒に逃げようと誘われたがふうらいは断って、今でも禿として育ててもらった分をみれいの分と合わせて借金として背負っている。返すまで遊女をやめる事が出来ないので頑張っている。
性格はおっとり。その性格や話の上手さで客に人気がある。
下がり眉なので笑う時困ったような笑い顔になる。

「みれいは危ない仕事をやっているの。この前も怪我をしたみたいで…本当に心配。」
「私知ってるの、あの火事の時、私をかばってみれいは怪我をしたんだって。だから腕にひどい火傷跡があって、人前で腕を晒すのをひどく嫌っていて…遊女にならなかった理由はそれだけじゃないみたいだけど。でもやっぱり私責任感じちゃうわ。」
「女の細腕で稼げる仕事なんて思いつかない。私はここに拾って貰った事に感謝しています。」
双子は漢字で書くと風籟、美玲だがお互いを呼び合うときはひらがな表記。

火事で何もかもを失くしたふうらいにとってみれいが唯一の宝物。
廓の囲われている自分と違い、外の世界にいるみれいはいつか何かのきっかけに自分を忘れて何処かへ行ってしまうのでは、と恐れている。特に男嫌いと言っても部下を自分の元へ寄せ近況を報告してくる位だから信頼できる男性は近くにいるのだ。そう考えるとどうしても男が憎くて、壊してしまいたくなってしまうー。
ふうらいはみれいの部下に彼が自分を汚したという手紙を持たせみれいの元へ返すのだった。そうしたらきっと部下はみれいに嫌われるから。彼には悪いけど仕方のない事だった。私のみれいを取るから。
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