バイオレット
デンツァー

2022/12/29 12:35

(大海デン♂)
24歳、男性、178p
一人称:私
二人称:貴方

南方の出身。
フリレンシオの使用人。ボディガードの一面も併せ持つ。
大貴族の一員のフリレンシオと、南方から父と共に出稼ぎにやってきたデンツァーとは
絶対的身分の差があるが、仕えるべき主人のフリレンシオに対して、
畏れも敬意も抱いていない。
慇懃無礼な態度で接し、フリレンシオもそれを容認?している(見逃していると言った方が正しいか?)

フリレンシオが旅に出るというので渋々お供をしている。
その道中アリリオ達と出会い、人数が多い方が主人の世話も容易かろうと無理やり同行した。

何をするにもセンス良くある程度そつこなすことが出来る。フェスティバス家で住み込みで働いてはいたものの、上級貴族の方のお側につくのだから、と父の勧めで養成学校に通っていた。その時、座学では手を抜きつつも実技では常にトップであった。
ラドは同学校の後輩。住み込み寮の同室の関係。

生まれた場所では貧しくその日の食事もままならなかった為、父と豊かな場所へ引っ越し、その際にたまたまフェスティバス家の当主に父が気に入られ、父子纏めて面倒を見てもらうことになったというのがフリレンシオの使用人になる経緯である。その時デンツァーは15歳、敷地の離れに住み込みながら掃除洗濯などから何でもやった。
当主以外のフェスティバス家の人間は自分のような身分が低く遠方から来た風貌のデンツァーを差別し凄惨な嫌がらせをする者もいた。生まれのみで差別されることはおかしい、と感じつつも貴族にやり返す事など出来ず、嫌がらせを受けても毅然とした態度で堂々としていた。
フリレンシオは当時、まだ10歳にもならぬ歳でよくわからないまま周りにの従兄弟親戚らに同調してデンツァーをからかったりしていたが、ブチ切れたデンツァーに人目のつかない所で殴られて脅された事があり、それ以来周りに同調しなくなった経緯がある。
危険な目に遭う事も多々ある厳しい環境に身を置いていたからか常に目はギラギラしており、アリリオらと同行するようになっても尾行されてないか、野宿する場所が安全な場所であるかチェックは怠らない。
それは別にフリレンシオの為ではなく、自分の為であるが、フリレンシオと同行している以上、フリレンシオの身を守る行動である事に同義の為、フリレンシオも思う所はあるが、何も言わない。
アリリオ達にもなかなか警戒を緩めず、しばらく旅はピリピリしたものとなった。慣れてきたらよくカードゲームをして遊び、ポーカーフェイスのデンツァーがよく勝っている姿が見られる。

「貴族は私の事を家畜か何かと思っているのでしょう。そういう自分達は家畜らがいないと何も出来ない屑共の癖に。まあそれよりはマシですよね、フリレンシオ様は。マシになるように、調きょ、いや教育しましたので。」
「毒が入ってないか毒味をしてください。じゃないと出された物は食べられません。自分で作りますので。」
前へ次へ