バイオレット
レガッタ
2025/02/10 00:52
フリシアの従者兼護衛。男装した姿にスラリと高い身長で男性と見まごう姿をしている。
フリシアに恩義を感じ、彼女の傍で仕えているが、仕える理由の一つにフェスティバス家への復讐があり、自身の復讐を遂げた時、恩人であるフリシアが苦しむことになると思い板挟みになっている。
レザージャケットにジーンズとブーツ、とまるでフリシアの隣に並ぶのにはチグハグな格好を好むが、当のフリシアにせめてもとフリルの着いたシルクのブラウスを着せられており、まるで着せ替え人形だと不服を見せている。
彼女の過去
父親は貴族相手に様々な国の物語や流行時事を取り入れた作り話をして楽しませる仕事をしており、フェスティバス家には母とレガッタを連れて立ち寄った。
そこで数ヶ月滞在してたくさんの褒美を受け取り屋敷を後にするはずだった。
しかし父親は口を滑らせ、ただ一言の失言でフェスティバス家の人間の怒りを買い、家族諸共、死罪となった。刑は貴族たちにとっての娯楽であり、その現場にはたくさんの物見が訪れるはずであったが、ちょうど祭りの期間中で屋敷から遠く外れた平野で行われる平民3人の死に立ち会うものはいなかった。
その中でまだ幼いフリシアのみ唯一その刑場に訪れていた。
フリシアは持っていた金貨の入った袋を処刑人に渡すと幼いレガッタの命を助けるようにと伝えた。
縄を解かれたレガッタは両親の命も助けて欲しい、とフリシアに命乞いをするが、フリシアはもうお金が無い、と冷ややかだった。
最初は何しに来たとフリシアに悪態をついていた両親もレガッタの命を救ったフリシアに対して態度を変え、レガッタには私達のことはいいから命を大切にしなさい、フリシアお嬢様の言う事に従うんだよ、と言い遺し処刑された。
フリシアの行動は完全に彼女の気紛れであり、家族の内一人だけを助けたらどうなるのかという好奇心と、誰も刑を見に来ていない、自分の助け易い環境でいた事の強運に対しての賞賛の気持ちだけの行動であった。また、フェスティバス家の当主の実子の命令と言うだけで本来家族全員の命は救えたのだが、レガッタは何も知らない。
ただ命を救ってくれたフリシアに感謝した。
「私の命はただフリシア様の為に在る。フリシア様が望めば私はそれが何であろうと従うのみです。」
