ソード
クエルクス〜ドーセットまでが旅パメンツ。
エストレッラ

2022/09/21 20:35

イオrブ実デ誰デザでデザインした子。

強力な魔力持ちの男性。
魔力を悪く使う人々を更生して周る旅をしている。

元々は魔力を悪く使っては人々から食料や住処を奪って生きてきた。
ある日出会った女(スピカリヤ)に目をつけ、魔力で脅し自分の物にしようとしたところ、逆に地面に倒されていた。スピカリヤはエストレッラより更に強力な魔力持ちだった。しかも悪い魔法を使い人々から土地や財産を奪う男がのさばっていると聞いて更正させる為に1人でこの地に訪れたと言う。エストレッラは自分の思い通りにならない人間を初めて見て、戸惑った。戸惑ってスピカリヤから逃げようとしたが、スピカリヤは更正させるまでは1人にさせないと言ってエストレッラが行く場所に着いて回った。
スピカリヤは盲ていた。否、目は見えているが魔力の強さゆえに視界に写るべきでないもの(霊や物の中身が透視されて見える)が見えてしまい、世界がまるで何重にもぶれて見える為、自発的に目を開かなかった。彼女は世界中の魔力を悪く使う者達を更生することが夢だと語った。その後に自分も魔力を捨て(この世界には魔力を魔力で打ち消す魔法がある)、自分の視界で綺麗な星空を見たいと言う。
スピカリヤに惹かれ始めていたエストレッラは更生し、彼女の夢を叶える為に行動を共にすることにした。旅は魔力持ちと時に命の奪い合いをするのだから危険が伴った。人を更生するために動いているのに、時には新たに人の恨みを買う事もあった。この酷く無謀で孤独な旅に彼女は1人で身を置いていたのかと考えるとエストレッラは居てもたってもいられず彼女に夫婦にならないかと告げた。彼女は旅が終わったら是非、と答えて微笑んだ。
それから暫くして彼女は亡くなった。更正したと思われた1人の魔力持ちにすっかり気を許し背を向けた所を、急所を一突きされた。エストレッラは自分のような者がそばに居たから彼女は絆されたのだと己を責め、憎んだ。
長い苛みが続いた後、彼はスピカリヤの遺志を継ぎ旅を続けることにした。頭上には彼女の形見の笠、空には満点の星空が広がる夜のお話。

「これか?ボロっちいだろ俺の命より大事な笠だ、死んだ嫁さんのなんだよ」

生来の喧嘩っ早い気性があるが、スピカリヤと出会ってからだいぶ落ち着いた。
現在スピカリヤの遺志を継ぎ旅をしている中で彼女のように孤独な旅はするまい、と道中出会った人々とは積極的に仲良くなろうとしている。それは仲間を増やし彼らの助けを借りる事が彼女の夢を実現する近道になると思っているからである。
スピカリヤの死後、エストレッラはエシュロンと出会い、未熟な彼女に魔力の適切な使い方を教えてやる。これはエシュロンにとって成長する為の大きなターニングポイントとなった。
前へ次へ