ソード
クエルクス〜ドーセットまでが旅パメンツ。
ラド

2022/09/21 20:43

18歳、男、187p
一人称:自分、私、素は俺
二人称:〇〇様、あんた

ピピンの幼馴染。
小さい頃はよく遊んだ。彼女の事を良家のお嬢様だと知っていたが、彼女の分け隔てない態度から変に意識ぶるのを辞めた。
彼女の笑顔が好きだった。いつも笑みを絶やさない彼女が好きだった。
照れ隠しのせいか口では突っぱねるような事もたまに言ったけど本心では彼女に惹かれていた。

ある日、遊んでいると急に彼女が姿を消してしまった。何も言わず帰るような子ではない。
ラドは辺りを捜索すると、大人たち数人に羽交い締めにされ引き摺られている彼女を見つけた。咄嗟の判断で大声を上げ、どうにか誘拐は未遂で防げた。しかし彼女の笑顔は失われてしまった。知らせを受け飛んできた両親にもたれ掛かるように連れられたピピンは抜け殻のようだった。
ピピンはその後公園には現れなかった。両親も流石に危機を感じてピピンを家に閉じ込めてしまったらしい。

自分がもっとちゃんとしていれば…!

彼女の傍に居て守る方法を考えたラドは寮制の執事養成学校に入る。言葉遣いから何まで矯正され徹底的に主従関係を叩き込まれた彼にとってピピンはかつての幼馴染みではなく、命にかけても守るべき主人だった。

ピピンの両親に採用され無事に彼女の元で働くことになった彼に当時の面影は無く、ピピンも気付いてない様子だった。
ーそれでいい。自分のことを思い出せばそれはあの日の誘拐未遂事件を思い出すに等しかった。それならば自分の事など忘れ去られていればいい。

鼻のピアスや耳のピアスは仕事中は外していたが、ピアス穴を見たピピンに付けていてもいいと言われたので付けている。ピピンの両親もラドがいればピピンに悪い人が近寄ってこないと容認。

顔立ちは怖めだけど、真面目で慎重。屋敷の使用人たちからも好かれている。
「自分、SPとかじゃなくて一応執事としての雇用なんで。執事としての仕事、ちゃんとします。」
「お嬢様お茶のお代わりはいかがしますか。」
※立ち絵でトーション(白い布)を右手に掛けてますが、正しくは左です…。いつか描き直します…。一応そこら辺のマナーはかっちりしてる子なので泣く泣く描き直します…。
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