ソード
クエルクス〜ドーセットまでが旅パメンツ。
ウゥルペス

2022/09/18 22:19

(foxライ♂)
21歳、男性、185p
一人称:俺、私
二人称:お前

貴族の青年。こすいが次期王となるはずの西洋の国の一領地を治めている。
気難しい性格。気に食わないことがあるとすぐに眉根が寄る。
平民であった先祖が怪盗業をして稼いだ大金で貴族の位を買ったという事は一族の者以外誰にも知られてはいけない秘密であり、ウゥルペスにとって最大の汚点。
そんな事を悟られまいと普段より貴族然と振る舞うよう気を付けている。

小さい頃から自分の面倒を見てくれているメイドの ヘーゼル (平民)に心を寄せている。
普段は気を張っているウゥルペスでもヘーゼルの前では少なからず心休まるようで言葉遣いも砕ける。ただ己が貴族で、彼女が平民だというその1点でどうしても彼女に気持ちを伝えきれずにいた。それはずっと前の代から言い聞かせられてきた、元平民で貴族の位を買ったという汚点から来る貴族より貴族たれ、という教えによるものだった。
ただ貴族の印である勲章の中を改造してヘーゼルの肖像画を入れているのはウゥルペス以外誰も知る者のいない、彼の秘密である。
気の休まる人間がもうひとりいる。街に下りた時たまたま知り合った ルプス は貴族のウゥルペスにも分け隔てなく接する青年だった。たまに自宅に招待したりと数少ない友人として仲良くしている。

そんな中、ヘーゼルとルプスがお互いに惹かれ合うようになるとは誰が想像しただろう。

クエルクスと共に旅に出るきっかけとしてはヘーゼルやルプスに対する気持ちの整理の為、彼らと離れるべきと考えたことだった。
初めての事が連続のクエルクス達との旅は良い意味で彼の気を紛らわす事になるのだった。
「平民であれば彼女をこの手の中に手繰り寄せられたのか?…やめよう。不毛だ。」
「おいクエルクス。食べかけの食事を私に渡すんじゃない。お前に同行してる間はなるべくの事はお前に合わせるが、どうしようも無い事もあるんだ。」
・ヘーゼルとの出会いに関してはヘーゼルのページ参照

●うちよそ関係
友人︰浦さん宅アルバートさん
貴族としての知り合い。お固いウゥルペスと違って軽いノリのアルバートさんに、自分と違う良い所がある事を認め、またスマートでやる時はやる男である事に感心し、尊敬している。
ヘーゼルへの片想い時には、アルバートさんにも想い人がいるという点からお互いに応援し力になりたいと思う仲。

友人のち恋人︰浦さん宅レイシーちゃん
貴族間の懇親会にアルバートさんの付き添いとして来ていたのがレイシーちゃん。アルバートさんとは既に知り合いだったのでアルバートさんに紹介される形。
第一印象は元気で親しみやすい、だった。
出会った当初はウゥルペスがヘーゼルへ想いを寄せており、ヘーゼルと同じメイドという立場のレイシーちゃんに、メイドとして主人と付き合うのはどう思う?と恋愛相談(?)を持掛ける。レイシーちゃんはそこでアルバート様とは絶対ない!と言いつつも、ウゥルペス自身の話だと気付き、ウゥルペスさんは素敵な方だから大丈夫です!と応援してくれる。
貴族としてでは無く、一人の人間としての自分に大丈夫だという彼女の言葉に勇気づけられる。ウゥルペスがずっと背負っていた貴族たらねばという重りがようやっと降ろされた気がした。
結局、ウゥルペスのヘーゼルへの片想いは実ることは無かったが、それは彼女に気持ちを伝えて来なかったからだと諦めがつく。
そしていつも自身を励まし応援してくれていたレイシーちゃんの存在が大きかった事にようやっと気付くのであった。
その後、ヘーゼルの事で失敗した経験を生かし、気持ちだけでも伝えようと不器用ながらも積極的にレイシーちゃんへ話し掛けている。
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