がんばって!にいちゃん!

かくしてオインゴ兄は、夜の21時になる3分前には花京院の部屋の前へやってきました!
決して失敗は許されません!
21時ぴったりにこの部屋の中に入ったなら、もう兄弟の勝ちなのです!

「(いよよよし、花京院の部屋だな?合ってるよな?承太郎の部屋とかだったらマジで泣くぞ俺は)」

しっかりと確認し、いよいよ30秒前。
花京院が出てくる時間も計算し、オインゴ兄はドアをノックした。

「............」

だが、花京院は出てこない。

「(いや、ちょ、待て。花京院!なにしてんだ早く出ろ!!)」

慌てたオインゴ兄はドアをバンバン!と叩きました。あと20秒しかないのです。

「か、か、花京院!でて!お願いだから!わたし!◎◎!(クソこの野郎とっとと出んかァァァい!)」

必死にバンバンバンバン!とドアをぶっ壊す勢いで叩くと、中からなにやら物音が聞こえてきました。
そしてガチャリ、と待ちに待った扉が開き....

「ごめん◎◎!いま、シャワー中なんだ、悪いけどあとで....」

「!?い、いや!待って!待って花京院!(シャワーなんて浴びてんじゃねええええ!)」

すぐに引っ込もうとする花京院のドアにガッ!と足を挟み込み、◎◎は必死に身体を割り込もうとする。あと10秒!時間がない!

「な、っ!?◎◎!?え、君、ちょっと、僕は今、裸なんだけど」

「いいの!本当に大丈夫!花京院の裸ならぜんぜんウェルカムだわ!お願いだから中にいれて!はやく中にいれて欲しくて堪らないの!」

「!?!な、なんだって!?」

完全に花京院の腕の力が抜けた瞬間、◎◎はようやくやっとの思いで扉の中へとなだれ込んだ。



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