デアッチャッタ!
「ひ、ひい」
助けて。ヤバい。
◎◎は震えていた。目の前に居るのは、かの有名な、て、テレンス、T、ダービー。だよね。
彼は髪型なのか帽子なのか分からないような頭をしている。そして何よりも特徴的な顔のメイクと、「TD」をあしらったピアス。
間違えなく彼だ。テレンス。
コスプレとかそんなレベルじゃない。
顔が整いすぎているし、何よりも彼の後ろには人形のコレクションが顔を出している。ど、どうしよう。
これから貴女も私のコレクションに加えて差し上げましょう、なんて言われてしまったら....。
意識が遠くなる。自分と、それ以外の周りの世界がフワフワと切り取られていくような感覚。
私は奇妙な冒険の世界にと、と、トリップをしてしまったのか!?
いや、そんなこと果たしてあり得るのか!?
夢かも知れない。夢だと言ってくれ。
◎◎は何も言えず、ただうずくまってテレンスを見上げていた。
だが、◎◎の不安とはまったく別の方向でテレンスは目を見開いた。
「な、◎◎.....!?」
「、.......へ、」