すたんどをだしなさい

ふふ。私のスタンドの能力は相手の性癖を暴いてしまえる世にも恐ろしい能力。どんなに澄ました顔をしていたって、人間には自然に備わっている本能というものがあるのよ。
私は性欲の恐ろしさを知っているわ。
性欲に負けて、社会的に抹殺されてきた男たちは世の中にはたくさんいる。
それに遥か昔から、性とは策でもあったのよ。確かエジプト、プトレマイオス朝の女王だったクレオパトラは、裸のまま絨毯に包まってカエサルのもとへ転がり込んだっていうじゃない。

さあまずはポルナレフ。あなたよ。
さて、あなたはどんな性的趣味を持っているの?


「あっ!」

「わ、悪い!お嬢さん!」

わざとポルナレフにぶつかって、彼と目を交わらせればすぐに私のスタンド攻撃が開始される。
みるみるうちに周りからは人が集まってきて、私とポルナレフは人混みにギュウギュウと押しつぶされた。

「す、すみませ....っ、」

◎◎は弱々しい声を出しながら、どさくさに紛れてポルナレフの腰に抱き着いた。

「ぅ!?」

「はあ、助けて、だ、誰かが私のお尻....触ってるんです、っ....」

「ぬ、なぁにィ!?」

ポルナレフの目が開かれる。すぐにキョロキョロと辺りを見回すが、どうにも人が多すぎてお尻を触っている人間の見分けなどはつかない。

「ひぅ、っ、あん」

「ッ!ちょ、なんなんだよッ!退けぇ!!」

ポルナレフが大声で怒鳴り散らすと、一気にザワザワとした群衆が二人からサァッと離れて行った。

「ふ、ふう.....なんとか大丈夫そうだぜお嬢さ.........、ってェェェ!?」

肩を叩いて◎◎を離れさせようとするポルナレフの目が飛び出る。

「や、やだ....貴方でしたの?」

◎◎はポワンと頬を染めた。なんとポルナレフはいつの間にか、◎◎のお尻をしっかりと鷲掴みにしていたのだ。
しかもそのスカートの中にちゃっかり手を入れていた。

「ち、違っ、断じて違うぜ!俺はッ!」

「.....でも、いい、かも」

「へ、」

◎◎はポルナレフの胸にうっとりと顔を寄せる。

「なんだか、そういう........き、ぶ、ん」

「!!!(ま、ま、ま、まじかああああああああ!あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!俺は気が付いたらお尻をッ、お尻を掴んでいたァ!何を言っているか分からねーと思うが俺も自分が何をしてるのか分からねーッ!とにかく今分かるのは.....めちゃくちゃラッキースケベってことだけだぜぇぇぇイェェェェイ!!)」

ポルナレフは◎◎の腰を抱く。
なんだか◎◎の目を見ているとどうにもこうにも、変な気分になってくるのが分かった。

そうしてポルナレフは、◎◎に誘われるように街の奥へと消えていった。







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