「全く…大丈夫か?」
「潮江くんのお陰で助かりました」
「落として悪化させたら意味がないがな…」

「悪化?」
「怪我したんだろう?どこを痛めた?」
「あ…そういえば足を…」

「確かに腫れているな…」
「医務室に行ってきますね」
「歩けるか?」

「大丈夫です、これくらっ…」
「…っと。大丈夫じゃなさそうだな」
「すみません…」

「無理するな」
「うわ」
「私が運んでいってやる」

「だ、大丈夫です!匍匐前進で行きますから!」
「文次郎みたいなことを言わないでくれ…」
「でも、その…お、重いでしょう?」
「ああ、腕が抜けそうだ」
「お、下ろしてください!一人で行きますから!」

「ふっ、冗談だ」
「い、意地悪です…」
「…可愛い子程苛めたくなることはないか?」
「特にありませんが…?」
「…私も男だということだ」

「お、男だったんですか…?!」
「当たり前だろう」
「男装している女性だとばかり思っていました…!」
「…嘘だろ」
「冗談です」

「ちょっと仕返ししてみました」
「…医務室に放り投げてやる」
「お、お手柔らかにお願いします…!!」


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