「ん…」

「小鈴さん、起きてますか?」
「……はい」
「開けますね」

「体調はどうですか?」
「お陰様で…昨日よりは落ち着きました」
「それは良かった」

「学園長先生に小鈴さんのことを話したら、是非お会いしたいと仰っていたので…」
「一緒に来ちゃった!」
「…ええ?!」

「やぁ、小鈴ちゃん」
「は、半助さん…?!」
「久しぶりだね…」
「ってことは、まさか伝蔵さんも…?!」
「残念ながら山田先生は出張中だよ…」

「あの…土井先生とお知り合いなんですか?」
「ええ…実は小さい頃は伝蔵さん…山田先生のお家でお世話になっていたので…その時に」
「へえ…」
「…って、ごめんなさい!こんな寝起きの格好で!」
「いやいや、気にしないで?」

「でも、小鈴ちゃんがカキツバタ城にいるとは思わなかったな…山田先生も驚くと思うよ」
「あ…伝蔵さん、何か仰っていましたか」
「うん。小鈴ちゃんのこと、すごく心配してた…」
「そうですか…」
「利吉くんも必死に探し回ってたから…このことは伝えさせてもらうね」

「え」
「小鈴ちゃんは無事だったよって知らせてあげなきゃ」
「ぜ、絶対怒られる…!」
「そうかもね…でも、それを承知の上で家出したんだから…仕方ないよね?」
「い、家出じゃないんです…!」

「おほん!お主が山田家と関わりがあることはよーく分かった!して、名は?」
「か…カキツバタ城くノ一、音無小鈴でございます」
「改めて、忍術学園での療養を認める!」

「よかったですね、小鈴さん!」
「これも保健委員会さんのお陰です」
「それじゃ、利吉くんには私から伝えておくから。小鈴ちゃんはゆっくり休んでね」


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