「う…」
「望月、今いいか?」
「なに?」
「話がある…」
「話って何?」
「…」
「…これは」
「…スコッチは死んだ」
「は…?」
「組織に正体がバレて…自決したんだ」
「嘘でしょ…?」
「こんなこと冗談で言えるわけないだろう」
「そ、んな…」
「ねぇ、嘘だって言って」
「…っ」
「やだっ…やだぁ!」
「…!」
「なに、今の…」
「ん、どうした?」
「怖い夢、見たの…」
「どんな夢だったんだ?」
「恋人が…大切な人がいなくなった夢」
「…!」
「結婚指輪だけが戻ってきたんだけど…それも血だらけで…」
「…」
「…彼、亡くなってるの?」
「…そうだと言ったら、お前はどうする?」
「え?」
「…また、泣き続けるのか?」
「…わからない。彼のこと、覚えてないもの」
「…それが一番幸せかもな」
「ねぇ…指輪はどこにあるの?」
「…さぁな、お前がどこにしまったのかまでは知らない」
「そっか…」
「今日は寝ろよ…まだ夜中の2時なんだから…」
「うん…」
「って、おい…どこで寝るつもりだ?」
「ここで寝てもいい?一人じゃ心細くて」
「…体痛めても知らないぞ」
「大丈夫…」
「…全く」
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