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「でも、どうしてナズナさんがこれを持っていたのかしら」
「ツナデのばーちゃんが言ってたってばよ!ナツメの母ちゃんは元闇隠れの里の忍で、抜忍になったって!」
「抜忍になったのなら尚更…巻物なんて放っておけばよかったじゃない」
「母さんは巻物や書物を集めるのが好きだったみたいだから…古びた巻物に興味があったんじゃない」
「マニアックね…」

「ナツメ…」
「…」
「ナツメ、前を見ろ!」
「へ、ぶ!!!」
「ナツメさん!」

「大丈夫かー!?」
「いてて、もろ打った…」
「ナツメさん、大丈夫ですか!?」
「大丈夫大丈夫、これくらい自分で…」
「見せてください」

「え、でも…」
「私だってツナデ様の弟子なんですから。任せてください」
「うん、そうだね…」
「よし…これでどうですか?」
「うん、大分楽になったよ。ありがとう」

「ナツメ、大丈夫か」
「うん、ごめん。よそ見してた…」
「全く…しっかりしろ」
「今日はここら辺で野宿にするか」
「ああそうだな、もう少しで嵐がきそうだ…」