01.「初めまして」の再会
悲鳴が聞こえる。怒号が聞こえる。
泣き声が聞こえる。
幾星霜の時を経て築き上げてきたものが、音を立てて崩れ落ちていく。
崩壊の中、どうして、と問う誰かの声が聞こえた。
────どうして?
────彼ら≠ェそう願ったからだ。
けれど、本当にこれが彼らの望んだ結末だったのだろうかと、滅びゆく大地を見て思う。
今この世界に、喜びの声は一つも無い。
皆が絶望し、悲嘆し、怨嗟の声を上げている。
これを願った本人達の心すら、声にならない程の怒り悲しみに満ち溢れている。
彼らまでもがそんな風に思うのなら、今のこの惨状は一体、誰の為のものだ?
誰の為に、何の為に、この世界が、命が失われていくのか。
創世力は、誰かを悲しませ、傷付け、壊す為のものではないのに。
始祖の巨人の悲願は、彼らの望みは、世界の終わりなどではなかったはずなのに。
終末の中で、皆と同じことを思う。
どうして──どうして、こんな事になってしまったんだろう、と。