ロシアンシュークリーム


おそ「ふぃ〜勝った勝った。たっだいま〜!」
十四「今日ねー競馬で勝ったんだー! なんとな〜く選んだ馬がすっごく速くて、時空を超えるかと思った!!!」
おそ「こいつがテンション上がり過ぎて『俺競走馬になる!おそ松兄さんは騎手ね!!』なんて言い出した時にはさすがに焦ったけどな〜ははは! ヒック」
十四「あはははは! はぁー、煮込みも美味しかったなぁ……ウイック」
トド「どうりで二人とも酔っ払ってるわけだ……」
一「で、まさか自慢だけなんてことはないよね」
おそ「もちろん! 土産にシュークリームを買って来たぜ! ちゃ〜んと、6人分!」
「「おお〜っ」」
トド「さすが兄さん!」
カラ「気が利くじゃねぇか」
チョロ「ありがたくいただくよ」
一「……これ、カラシ入りとかいうオチじゃないよね?」
トド「ちょっと何言ってるの闇松兄さん。そんなことあるわけ――」
おそ「バレてしまってはしょうがない〜! そう! 買った直後に俺たちで手ずからカラシを注入しているのさ!」
トド「何してくれてんの!」
チョロ「これだから酔っ払いは……」
おそ「俺と十四松はどれ入れたか知ってるからな〜」
十四「あれ、どれだったっけ」
おそ「こいつ、忘れてやがる! そう言われたら俺も不安になってきた……」
カラ「おいおい」
一「まあ、六分の一なら大丈夫でしょ」
おそ「だな」

「「いただきまーす!」」

(六通りの悲鳴)

トド「ちょっ……もしかしてこれ全部入ってない!?」
おそ「そ、そういや全部、入れたかも〜……ガクッ」
チョロ「おいこら酔っ払いてめー!!」

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