第2話 送迎

私『ん…』

…朝だ。
何故だろう、いつもより眩しいような感じがした。

今日は絵麻に会う日。
会うのなんて何年ぶり。

申し訳ない気持ちと、会いたくない気持ちとが混ざって…。

私『気持ち悪い…』

準備が終わって、ひと段落していたとき

ピンポーン…

と、静まり返った部屋の中にチャイムが鳴り響いた。

松『おはようございま…』

私『松坂さん…。おはようございます』

松『……』

私『どうしたんですか?』

松『…ひまわり先生。お化粧するんですね』

私『あ…。まぁ』

そういえばそうだ。

私は化粧はあまりしない。

というか家から出ない。

出るとしたらすぐそこのコンビニで、化粧もしなければお洒落もしない。

松『…そのワンピースもお似合いです』

私『そ、そうですか?ありがとうございます』

松坂さんの目が、男の人って感じで少し恥ずかしくなった。

松『じゃあ、行きましょうか』

1人じゃ人混みを歩けない私を、送ってくれる優しい松坂さん。

…控え目に言って神です。

私『ありがとうございます』

はたから見たら妹に会うだけなのに、こんなに意気込んでる私って…。

惨めなんだろうな…。