放課後、赤髪をツンツンさせている男の子に反省会やらねえかと声をかけられた。
クラスの人と話すきっかけになるだろうし、振り返ることはとても重要だと思うので参加する。



「俺切島鋭児郎!!お前タフだな!アツいぜ!!」
赤髪くんは切島くんというらしい。
「あの、私、豹野まだら。アツかった?ありがとう、負けたくなかってん」

「まだらちゃん、足は大丈夫なの?」
梅雨ちゃんが心配そうに尋ねる。
「うん、ちゃんと治してもらえたで」

「ねえそれよりさ!豹野って轟のこととろろって呼んでなかった!?」
葉隠さん、あの時聞いてたのか。

「うん、今日お昼一緒に食べとって、轟くんって呼ぼうとしたらとろろきって呼んでしまってな。とろろでいいやって思ってん。とろろって可愛くない?」

「豹野って面白い奴なんだな!寡黙な奴かと思ってた!」
黄色い髪に黒のメッシュが入った……
「……誰?」
「あっ俺上鳴電気!」
「上鳴くん、私ちょっと人見知りしてただけで寡黙とかやあらへんで…。面白いかは知らんけど」
「方言がキュート!!豹野今度飯行かね?」

上鳴くん、非常にチャラいようだ。

「反省会になってないやん!反省しようや!」

主に切島くんや、その後知り合った芦戸三奈ちゃん、砂藤力道くんが私の動きについて考察を述べてくれた。
上鳴くんは「無視された…」と嘆きつつ別の女の子に声を掛けに行った。





スイーっと扉が開いて緑谷くんが入ってきた。

色んな人が緑谷くんに話しかけて反省会にも誘ったが、それよりも緑谷くんは爆豪くんはどこにいるかと聞き、去っていった。

私は少し気になったので窓から緑谷くんが爆豪くんに話しかける様子を見た。
何を話していたかはわからないけど、緑谷くんは何かを決心したような表情で、爆豪くんは泣きながらも立ち直っていたようだった。

さて、私もそろそろ教室のみんなに挨拶して帰ろう。

「豹野!?オメー何で泣いてんだ!?」
「なんか緑谷くんと爆豪くんが話してたのが、内容わからんかったけどグッときた」

私も、がんばろう。2人をみていたらやる気が出てきた。

「私、もうとろろにも負けへんからな!みんなにも、簡単には負けんから!!ばいばい!!」



切磋琢磨し合えるいいクラスに入れたのだと、入学2日目にして早くも感じた。