朝、登校して席につく時に、昨日三奈ちゃんが八百万さんのことをヤオモモと呼んでいたのを思い出した。
「おはよ!やおもも!」
「あら、豹野さんおはようございます。やおももとお呼びになっていましたっけ?」
「呼んでなかったけど、三奈ちゃんが呼んでて可愛いなーって思って」
「そうですの。では私もまだらさんお呼びしましょうか?」
「うん!」
名前呼びをゲットした。嬉しい。
昨日から嬉しいことがいっぱいだ。
「豹野おはよう」
「とろろ!おはよー!」
「嬉しそうだな。良かった」
「うん!昨日みんなと遊んだん!みんなに名前で呼んでもらえるようになってすっごく嬉しいねん」
ふ、と優しく笑みをもらした轟に改めてイケメンだなあと思った。
「皆ーーー!!朝のHRが始まる、席につけーー!!」
「ついてるよ。ついてねーのおめーだけだ」
飯田くんは元気だ。瀬呂くんは辛辣だ。いつも通りで少しホッとした。
「お早う」
「相澤先生復帰早えええ!!!!プロすぎる!!」
包帯でぐるぐるになった相澤先生が入って来た。
飯田くんが
「先生、無事だったのですね!!」
と言うが、ヨロヨロしていて無事ではなさそうだ。
「俺の安否はどうでも良い。何よりまだ戦いは終わってねぇ」
「戦い?」
「まさか…」
「まだ敵がーー!!?」
「雄英体育祭が迫ってる!」
「クソ学校っぽいの来たあああ!!」
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