あの爆豪くんがヘイトを作りながらもカッコイイことを言った放課後から2週間。
爪を伸ばす練習や引っ掻く練習、筋トレをしてあっという間に今日だ。
体育祭当日………!!




ここは1-A控え室。

「おおー今日はまだらちゃんツインテールなんだね!」

「三奈ちゃん!うん!実はこのインナーカラー目立てるようにって入れてん。だからヒーローになってもこの色のインナーカラー入れてくつもりやし、ヒーロースーツの時の髪型にしようと思って」

「今日は目立つの重要だもんね!」







「皆 準備は出来てるか!?もうじき入場だ!!」

「コスチューム着たかったなー」
「公平を期す為着用不可なんだよ」

ここまでスルーされると飯田くんはそろそろ可哀想だ。



「緑谷」

「轟くん……何?」

「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う」

「へ!!?うっうん…」

「おまえオールマイトに目ぇかけられてるよな。別にそこ詮索するつもりはねぇが…おまえには勝つぞ」

轟はいつもより顔が怖いと思う。
あの時食堂で思い詰めたような顔をしていたのは緑谷くんの話題が原因だったようだ。

「おお!?クラス最強が宣戦布告!!?」

驚いた様子の上鳴くんの隣にいる爆豪くんは嫌そうな顔をしている。
さしあたり、俺には宣戦布告しねーのになんでデクがー、というようなことだろう。

「急にケンカ腰でどうした!?直前にやめろって…」

肩に触れる切島くんの手を轟は振り払う。

「仲良しごっこじゃねえんだ。何だって良いだろ」



「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのか…は わかんないけど…、そりゃ君の方が上だよ…。実力なんて大半の人に適わないと思う…客観的に見ても…」

「緑谷もそーゆーネガティブな事言わねえ方が…」
「でも…!!」

「皆…他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ。僕だって…遅れを取るわけにはいかないんだ。僕も本気で獲りに行く!」

「………おお」

轟が何を思っているのかは分からないが、緑谷くんがかなり熱いことを言った。
私も、自信がないどうしようなんて思うのではなく、普通科の人だって本気だから私だって本気でベストを尽くすべきなんだと思わなければならない。