峰田くんが…そんな………クラス9位の成績だなんて!!

私は10位!!負けているじゃないか!!




「赤点は流石に取らんけど、ちょっとまずいかも…」

「赤点は流石に取らんとはなんだ豹野!!」
上鳴くんに怒られた。

「まだら、分からねえところあんなら教えるぞ」
「焦凍くん!ありがと!」

「クソァ!!!」
上鳴くんは中間で最下位だったから、まあまあヤバいのだろう。









* * *

お昼。

焦凍くんと食堂へ向かうと、お茶子ちゃん梅雨ちゃん透ちゃんに飯田くん緑谷くんがいて合流した。
お茶子ちゃんの隣に座らせてもらった。


「普通科目は授業範囲内からでまだなんとかなるけど…演習試験が内容不透明で怖いね…」
「突飛なことはしないと思うがなぁ」

「普通科目はまだなんとかなるんやな………」
「普通科目がまだなんとかなる緑谷くん達が怖いね…」



「一学期でやったことの総合的内容」
透ちゃんだ。空中に浮かぶラーメンだ。
「とだけしか教えてくれないんだもの、相澤先生」
梅雨ちゃんだ。パンの食べ方がとてもお上品だ。
「戦闘訓練と救助訓練、あとはほぼ基礎トレだよね」
お茶子ちゃんだ。和食だ。


「試験勉強に加えて体力面でも万全に…あイタ!!」

緑谷くんの頭に通りかかった……確か、物間くんの肘がクリーンヒットした。


「ああ、ごめん。頭大きいから当たってしまった」
「B組の!えっと…物間くん!よくも!」

失礼な奴だ。
緑谷くんの頭はもさもさだから大きく見えがちだけど骨格は大きいわけじゃないと思う。


「君らヒーロー殺しに遭遇したんだってね」
「!」

「体育祭に続いて注目を浴びる要素ばかり増えてくよね、A組って。ただその注目って決して期待値とかじゃなくてトラブルを引きつける的なものだよね」
「!?」

言いがかりだ。

「あー怖い!いつか君たちが呼ぶトラブルに巻き込まれて僕らにまで被害が及ぶかもしれないなあ!ああ怖…ふっ!!」

「シャレにならん。飯田の件知らないの?」と物間くんに手刀をかましたのは拳藤さんだ。


「ごめんなA組。こいつちょっと心がアレなんだよ」
「拳藤くん!」
「あんたらさ、さっき期末の演習試験不透明とか言ってたね」


「入試ん時みたいな対ロボットの実験演習らしいよ」

「え!?本当!?何で知ってるの!!?」
「私、先輩に知り合いいるからさ。聞いた。ちょっとズルだけど」

「ズルじゃないよ!…ブツブツブツブツ…………」

緑谷くんのブツブツに拳藤さんが引いている。



「バカなのかい拳藤、せっかくの情報アドバンテージを!!ココこそ憎きA組を出し抜くチャンスだったんだ…」
「憎くはないっつーの」

気が付いて憎まれ口を叩いた物間くんにまた手刀を食らわせたその姿は……
「めっちゃかっこええ………拳藤さん…」
「!?」



後にお茶子ちゃんに聞いたところによると、この時の私は目がハートになる勢いでうっとりしていたそうだ。