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自慢の息子


 今年の春から中学生になった息子はいよいよ反抗期だ。わたしの言うことなすこと何もかもが気に食わないといった様子で、極力わたしと顔を合わせないように努めているらしい。
 妻と別れてから男手ひとつで息子を育ててきた。寂しい思いもさせたが、生活に苦労はさせなかったつもりだ。
 幼い頃から家事もよく覚えてこなしてくれた健気な息子が愛しくて、学校で教わる前に自ら性の手ほどきもしてあげた。男同士でもセックスで快感が得られることは、学校では教えてくれないだろう。
 しかし、最近はベッドに誘っても応えてくれなくなった。最初の時は痛がったものの、お父さんの体温が気持ち好いと言って喜んでくれたものだが……どこで何を聞いたのやら、「普通の父子はこんなことしない」と怒気を孕んだ声で詰られ、閉口した。よそはよそ、うちはうちだと何度も言っているのに。
 だから、わたしは眠りに落ちた息子に目隠しとギャグボールをつけて、わたしの寝室に迎え入れた。
 ベッドに横たえた身体は昔よりも場所を取って、わたしが知らない間にも息子はどんどん成長していっていることに喜びと一抹の寂しさを抱く。
 少し可哀想だが、息子の両手を後ろに回すと手錠でガチリとホールドした。まだ13歳とはいえ、男の子の腕力は侮れない。
 やがて目を覚ました息子は、視界が見えないことに戸惑ったようで小さく呻いた。
「怖がらなくていいよ。お父さんの寝室だ」
 わたしは息子の後ろから背中を支えるように起こすと、背後から手を回してプチプチとパジャマのボタンを外していく。
「ふぅっ……んっ」
「久しぶりにお前を抱きたいんだ」
 露わになった白い平坦な胸は寒さに粟立ち、ピンク色の可愛らしい突起はツンと張り詰めていた。
 わたしの遺伝子を引き継いだ身体。愛おしくて、指先で可愛らしい乳首を優しく愛撫する。息子は息を詰めて身を捩るが、指先の力を強くして摘んだり弾いたり弄ぶと、薄い胸の拍動は明らかに速くなっていった。
「お前は素直だね」
 赤くなった耳朶に囁きかけながら、執拗に乳首を可愛がる。左右の緩急を変え、汗ばむ首筋をねっとりと舐め上げる。コリコリと捏ね回し、摘んで弾く。
「フゥ、ンッ……んぅ、ふっ……うぅ、フ、ゥンッ……ン"ンッ!」
 敏感な息子は乳首の愛撫だけで軽くイッた。白い肌は全身にしっとりと汗をかいて、わたしの手の平に吸いつき誘惑する。
 手を滑らせて臍の辺りを撫でると微かに腰を浮かせて背がしなった。痩せた脇腹に肋骨が浮き彫りになる。彫刻のように白く怜悧な美が、わたしの手の下で蠢いていた。
 感動に酔いしれ、初恋のように胸をときめかせながら、息子の下半身へと手を伸ばした。
「ふっ……」
 布の上から息子の股間をぐっと掴む。すでに先走りを滲ませたそれは熱く、しばらく擦ってやると布を押し上げて勃起した。はじめて抱いた時、まだ剥けていなかったのに立派に育ったものだとしみじみする。
 ズボンを脱がせて下着を捲り性器を外に出してやると、柔らかく握り込んで直接扱いた。一方で乳首の愛撫を続けながら、わたしの手の中で張り詰めていく性器はピクピクと震え、トロリと先走った汁でわたしの手を濡らす。
「お父さんの手をもうこんなに濡らして、いけない子だ」
「んっ……ふぅ、うっ……」
 手の動きを速くすると、息子は頭を垂れてガクガクと痙攣した。手の平に広がる暖かい精液。
「2度も先にイッた。おしおきをしなくちゃ」
 銀色に光る器具を息子の眼前に持ってくるが、目隠しをされた息子には当然見えない。
 これは男性用の貞操帯だ。ステンレス製で、先端には尿道に挿し込むプラグもついている。射精管理に興味が湧いて購入したが、使うのは今日が初めてだ。
「ふっ!? んっ……んンぅっ」
 性器に触れる冷たい感触に、息子は弾かれたように震え、怯えた。カチ、とセットすると息子の性器はすっぽりとケージに覆われ、ゆっくりとプラグを尿道に挿れると息子は感電したように高く切ない悲鳴を上げた。仕上げに南京錠をかけると、完成度を披露するように息子の太腿を掴んで大きく広げた。
 尿道を刺激される快感で勃起するとペニスケージに締めつけられ、身動ぎすればケージの中のシリコンにヌルリと擦られる。永遠に続く疼きに、何も思考できなくなるはずだ。
「フッ、フゥ……フッ、フ、フゥ、フッ……」
 息苦しそうにギャグを噛んだ口から息と涎を垂らす息子の、汗が流れ出すこめかみにキスする。目隠しのアイマスクは涙が滲んで色を変えていた。
「よく似合ってるよ」
 身体を引き起こし、震える子犬のように丸くなった息子の前で、わたしは自分の股間を寛げる。すでに準備万端のわたしの性器は、下着を脱ぐと勢いよくビン、と天井を向いてそそり勃った。
「さぁ、昔そうしてくれたみたいに、お父さんを愛してくれ」
 息子の後頭部のベルトを外し、ギャグボールを口から取り除く。粘度の高い唾液が糸を引いて、息子は息を吸うとヒュ、と喉を鳴らして噎せた。
「は、ひ……っと、さん……痛い、外して……っ」
「よくできたら後で外してやる」
「ングっ」
 息子の頭を掴むとわたしの性器を小さな口に押し込む。トロトロの口内は熱くわたしを迎え入れてくれる。頬の内側の柔らかい粘膜に先端を擦りつけ、蠢く舌と上顎に挟まれると堪らない快感でわたしの性器はさらに大きく、硬くなった。
「ふぅっ……んぅっぐンッ、」
「ああ、上手だよ……っ、お前の口の中、前は全部入らなかったのにね」
 顔を抱き抱えるようにして掴み、前後に揺する。わたしのものが息子の小さな口を出入りするのを上から眺めるのが好きだった。喉に当たると苦しそうに呻く。唇から喉までも性器のようになった息子は、もじもじと腰を揺らしはじめた。
「ねだるなんてはしたないな」
 わたしは笑いながら、手をローションで濡らすと息子の背骨をなぞり尾てい骨を強く押した。息子は感じ入ったように悲鳴を漏らし、わたしはすかさず後孔に中指を突き込む。
「ふぁっ、あっ」
「休まないで」
 唇からわたしの性器を取りこぼした息子を窘めながら、グニグニと指を深く埋めていくと、息子はちゅうちゅうと性器に吸いつきながらわたしの指を締めつけた。
「物欲しそうに腰を揺らして……久しぶりなのに、いつの間にこんなにいやらしい身体になった? お前のここ、お父さんの指に絡みついてもうトロトロじゃないか」
「はっ、はぁ、あっ……あっそこ、いやだ、いやぁっ」
 息子の反応を見て指先でゆっくり中を擦ると、好いところに当たったのか背をしならせ身悶えた。わたしはさらに人差し指も潜り込ませて、狭くなった中の愛撫を激しくする。
 ぐち、ぐち、ぬち、と濡れた音がそこから溢れ、息子はまたわたしの性器から口を離すとビクビクと痙攣して喘いだ。
「はぁうっ、うっあ、あっ、あっ……!」
 わたしの性器ももうビンと張り詰めて、一刻も早く息子の肉筒を貫きたくて震えていた。
 わたしは息子の身体を起こすと尻を高く上げさせ、指で広げた秘部に熱く硬くなった剛直を押し当てた。入口は指の刺激だけでヒクヒクと痙攣してローションを垂らし、わたしに犯されるのを待ち侘びている。
「挿れるよ」
「ひっ──ぃ、」
 ぐぷ、と音を立てて広がる穴は、ビッチリとわたしの性器の大きさになってわたしを受け入れた。
「ぁ、あっ──!」
 息子は逃げを打とうと膝に力を入れたが、わたしは細い腰をしっかりと掴み引き戻す。ぐんっ、と力を込めると、一気に挿入が深まりパンッと肌を打つ音が響いた。わたしと息子の身体が完全に合体した瞬間だった。
「ふ、ひっ……ひ、あっ……!」
 ビクビクと震える肩に口づけ、腰を掴んでいた手で腹を舐めるように撫で乳首を弄る。
 息子は最初の挿入で極めていたが、貞操帯で射精することを禁じられたために快楽が燻って、いつもより感じているようだ。
「ひっ、いっ、いぁ、あっ、おと、さんおとうさ、やめ……っんひ、ひぁああんッ!」
 腰を引くとぐぽ、と音がして、再び突き込むと息子は切なげに鳴いた。
「いいよ……もっと、声を聞かせてくれ」
「あっ、あっ! あんっ、あぁっ! あ"ーっ!! あ"っ、あ"っ、いや、やだ、いやぁーっ!」
 パン、パン、パン、と激しく打ちつける。挿入の度に中の肉が絡みついて、わたしの性器は快楽の波に包まれた。前立腺を刺激するときゅうきゅうと奥が締まり、射精できない身体がビクンと震える。息子はものの数分ですでに2度は絶頂を極めていたが、わたしは達したままの敏感な身体を犯し続けた。
「ひぃっ……い、てぅ……! やら、やぁっ……あっ」
「お前はイッているところをひどくされるのが好きだろう? ほら、こんなにわたしを締めつけて……っ」
「ひっ」
 ごりゅ、と強く突くと息子の身体が再び痙攣する。なんて敏感なんだろう。わたしが一突きするごとに達しているみたいだ。
「あっ、あぐ、うっ、……こんな、のやら、おかし……よ、」
「何がおかしい? おかしくなんてないよ」
 息子がむずかる赤子のように涙声で訴えるので、わたしは腰の動きを休めた。
「へん、だ……こんな、の……僕、たち、血が……つなが、た……父子(おやこ)、なのにっ……」
「ああ、そうだね。わたし達は間違いなく血の繋がった父子だ。愛情深く心も、身体も繋がった正真正銘の父子だよ」
「こんな、のやだ……へん、だ、へんになっ……あっ!」
 わたしは息子の尻たぶを掴むと、性器を咥え込んだ穴を拡げるようにしてじっと見つめた。
「変か? おかしいかな……それなら、お前の身体はどうしてこんなに感じてしまうんだ?」
「い、やだ……そん、な……見な、でぇっ……」
「こんな風に、わたしの大きくなった性器を飲み込んで」
「あひっ……ぃ、」
 わたしはゆっくりと腰を引く。ギリギリまで引き抜くと、張り出したカリ首でヌプヌプと入口を擦った。
「お前が好きなところをわたしは全部知ってるよ」
「いあっ……! あっ、あぁっ!」
 ゆっくり、ズブズブと肉棒を埋没させていくと、裏筋が圧迫されてゾクゾクした。同時に息子の前立腺を擦り上げて、そこで腰を前後させる。しつこく、ゆっくりと。息子はまた、達する。
「はひっ……、ぃ、いっ……、」
「ね? ほら、それにこんなに奥深くまでわたしを受け入れてくれるじゃないか」
「あ、あ、あ……っ! あ、らめっ……そ、なおく……は、あぁっ……ンンッ!」
 ぐぐ、と腰を押しつけるとわたしの睾丸も押し潰されて快感が走った。もう、限界だ。
「愛してる、お前のすべて……っ!」
「あっ! あぁっ、待っ……そんな、あっ、あっ、はげし……したらっ」
「中も外も、全部! はぁ、ああっ、可愛い、気持ち、好いよっ……!」
「あ"ぁっ! あんっ! あん、あ、あ、あ、ひぁ、ひっ、──ひぃっ」
「イく、イく、イくぞっ──」
「イ、ちゃう、イく、イく!! おと、さんっ──あああっ!!」
 ごちゅんっ、と最奥に愛欲を叩きつけると、わたしは息子のそこに勢いよく精を吐き出した。
「ひ、っ──!! ひ、は……ぁ、あっ……!!」
 ゴクゴクと精液を飲んでいるかのように息子の腸壁は収縮し、わたしの性器を絞り上げる。ドプドプと溢れ出るそれは思った以上に大量で、息子の下腹を重たく満たしていった。
「ああ、最高だ……お前の、中にわたしの精子が……おやおや、」
 息子はその感覚に声もなく極め、プラグの先からチョロチョロと失禁した。
 わたしは1度性器を引き抜くとぐったりした息子の身体を抱き起こした。あぐらをかいたところに息子を座らせ、幼い子供に用を足させる時のように後ろから太腿を抱え上げて足を広げてやった。
 淫蕩に赤く染まったうなじにキスをし、甘噛みし、鬱血痕を残す。しばらくゆっくりとした愛撫を続けるうちに、わたしのものは元気を取り戻し自然と息子の肌にその熱を擦りつけはじめた。
 息子はそれと気づくとビクッと顔を上げ、いや、と小さく呻いたが、わたしはそれを合図に後ろから挿入した。
「はぁぁぁ……んあぁっ」
「ああ、お前の中……わたしの精液でぐちゃぐちゃだね」
「あっ、あぐ、うっ、あ、」
 わたしの剛直が突き挿さった穴からはドロドロと精液が掻き出され、新たに滲み出したカウパーは中を犯していく。息子の性器はケージの中でパンパンに膨らみ、窮屈そうに張り詰めているのがよく見えた。
 わたしはさらに息子の身体を暴いて、大股を開かせると目隠しをはずした。
「ほら、見てごらん」
 突然の明るさに慣れない息子は細めた目でゆっくりと辺りを見回した。
 目の前には大きな液晶テレビが対座していたが、そこには鏡のようにわたし達の乱れ交わる姿が映っている。
「え……?」
 わたしの上で足を広げ、呆然とした顔の息子が映し出される画面。その上にはテキストが右から左へと流れていく。

 親父のザー汁まみれショタまんこw
 ハァハァハァハァハァハァ
 こんなエロい父子いんのか……
 おとーさん呼びちんこにクる
 音まで鮮明過ぎてヤバイw

「みんながお父さんとお前のセックスを喜んでくれているよ」
 テレビの前にカメラを据えて、息子との交合の一部始終を撮影していた。それをネットで生配信し、たくさんの人に見てもらっていたのだ。
 アクセス数を示す数字は上がり続けている。わたしはその視聴者の多さが、そのままわたし達への祝福のようで堪らない幸福感に満たされていた。
「ひ、や……いやっ、いやだぁあっ!!」
 ギチギチとわたしのものを食んだ穴が締まって、わたしは恍惚の呻きを漏らす。
 カメラに見せつけるように息子の膝を掴んで拡げると、ベッドの縁までにじり寄って座った。

 ヤバくねーかコレ……シコシコ
 親父気持ち好さそーだなwww
 見られてコーフンしちゃった?
 乳首もビンビンに勃ってるわ
 尿道攻めカワイソ〜!

「ほら、見てごらん? お前の綺麗でいやらしい身体にみんな夢中だよ」
「いやっ、いやぁ! やだっ、おとうさ、おとうさんっ……あ"っ!」
 ずぶっ、と性器を押し込むと息子の顔が快楽に歪む。泣きながらもわたしの愛撫に応える身体が愛しくて仕方ない。
「うあっ、あっ! いや、いや、いやぁっ」
「いやいやって反応じゃないな。お前のここはわたしのを締めつけて、精子を飲み込んで」
「いやだっ、おねが、見ないで、見ないでぇっ」
 息子はテレビに向かって絶叫する。恥ずかしがり屋だから、急にたくさんの人目に触れてびっくりしたんだろう。
「ひぃっ、ひっ、ひっ、ひぁっあ"ぁっ!」
「さっきまでより感じてるみたいだね。人に見られた方が興奮するのかな?」
「いやっ、許して、ゆぅしてぇっ、もうらめ、らめぇっ!」
 結合部を隠そうと身を捩り、手錠をかけた手がガチャガチャと鳴る。わたしは脇の下から腕を絡めてそれを押さえ込むと、顔がよく見えるように顎を取った。
「ほら、カメラを見て」
「ひっ……く、うっ……い、ぁっ」
「わたしがお前の中でイくところ、今度はみんなにも繋がってる部分をよく見てもらうからね」
「やだ、おとうさんやめて、やめてぇっ、あ"っ、ンあ"っ!」
「ふぅっ、うっ……く、好い、お前は本当にここが好きだな」
「あ"ぁんっ! あ"っあ"ーっ! いぁ、そこらめ、らめ、ひぃいっ!」
 薔薇色に上気し、汗と体液に濡れて光る美しい肌。快楽に戸惑い歪む顔。わたしの性器の形にすっかり馴染んだ、淫らで従順な体内。
「うっ、くっ、愛してる、愛してるよ……っ!」
「あんっ、あっ──!! いやっ、いやぁもうむり、むぃっ、あっ、──あ"んっ! おく、おぐい"やぁっ!」

 ド鬼畜結腸責めwwwwww
 見ないでだってカワイ〜
 おっ! 中出し2発目クるー!?
 ここってどこだよオッサン!!
 イくイくイくイくイくイく

「うっ、くっ……はぁ、あっ気持ち好い……よ、お前の中っ……お前を作った精子、中にたっぷり注いであげるからね……!」
「いやっ、なかいやぁっ! いや、あっ、おとうさんおとうさんおと、さん……っひっ──!!」
 ドプッ、と先端から放たれた熱い子種が、息子の体内に染み込んでいく。ドクドクいう脈とキツい締めつけで、息子も同時に達しているのがわかった。
 画面には、大胆に股を大きく開いた息子のあられもない姿が惜しみなく映っていた。繋がった穴の縁は赤く、わたしの性器に押し拡げられて大量の精液に濡れ光っている。わたしの性器は大きく脈打ちながら、息子の愛らしい後孔に食まれているのがありありと描出されていた。
 強い快感に仰け反った息子の下腹は微かに膨れて、胸は激しく上下する。脇腹にはまたあの彫刻のように美しい骨の輪郭が浮かび上がった。
 いっそ身体の中まで見せてあげたい。今もわたしの性器は息子の腸壁を叩くように、ビュルビュルと大量の精子を吐き出している……。
「あ、……ひ、は……おと、さん……」

 うわーうわーうわー中出しキメたw
 パパ鬼畜過ぎwwwwww
 アクメ顔RECしたわ
 息子作った精子で息子に種付けw
 息子ちゃん気持ち好さそー

 画面に流れるテキストを見て、わたしは満足の吐息をついた。
「みんなお前の姿に夢中だね。綺麗だったよ」
「ひぃっ……」
 耳元で囁きながらそっとプラグを抜いてやると、息子の性器から勢いよく精子が噴き出した。プシャ、と飛び散ったそれはカメラのレンズも汚した。
「ぁ……みな、ぃで……っあぁ、あ……」
 息子はしくしくと泣き崩れたけれど、何を泣くことがある?
 大丈夫、お前はどこにどう見せたって恥ずかしくない。わたしの自慢の息子なんだから。

2017/11/20

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