Long StoryShort StoryAnecdote

舞台裏


 短いプリーツスカートから覗くすんなりとした腿に手を滑らせると、俺のチンコをハメた金山(かなやま)の中がきゅっと締まる。
 膝から下、無駄に長いだるだるの布は、一昔前に流行ったルーズソックスってヤツだ。爪先のあたりが脱げて、俺が腰を振る度に余った布が揺れる。
「ふぐ、ぅ、ふぅう……ッ」
「みんな協力してやってんじゃん、お前がしっかり役に入り込めるようにさ」
 他のヤツらが金山の腕を床に押さえつけていた。狭く埃っぽい視聴覚準備室は、5人の男の匂いと熱でいっぱいだ。
「ふっ、う! う……っふぅ、ン……っ!」
 俺が中を抉るように突くと、金山は鼻声で鳴いた。かぶっていた茶色い巻き髪のヅラは脱げちゃったけど、元の黒髪の方が俺好みだ。
 金山は劇部で、90年台後半を舞台とする劇をやるらしい。部員が少ないから、メインの役とは別に脇役も演じる。
 俺達は軽音部だけど、劇部とは視聴覚室を日替わりで共有していた。文化祭も近いしそろそろ本腰入れて……と来てみたら、金山が女子高生に変身していたというわけだ。
 金山は普段は眼鏡で、長い前髪のせいで顔の印象がわかりづらく、どちらかというと地味で目立たない方だ。視聴覚室を共有してなかったら、こいつが劇部だなんて知らなかっただろう。
「金山がこんなツラしてたなんてねぇ」
 金山の口に突っ込んでいた紺のタイは、唾液を含んですっかり色が変わっていた。その布を引っ張り出すと金山は咳き込んで、俺のチンコを締めつけてくれる。
 夏仕様のセーラーは白地部分の生地が薄く、こいつの細い身体の輪郭も、ピンと立った乳首も浮き彫りだ。
「やめっ……」
「まだまだ、俺イってないし、こいつらも順番に犯るからまぁ待ちなって」
 金山の目尻がピクと痙攣する。
「男子校にこんな美少女がいたら、放っておけないでしょ?」
 言うと、他のヤツらもゲラゲラと笑う。
 おっぱいがないのが残念だけど、スカートで金山のチンコは見えないし、何よりこいつのケツの締まりが好い。膝頭が肩につくぐらい腿を持ち上げて身体を半分に折ると、さっきより深いところまで俺のチンコを飲み込ませた。
「あ、あッ……! や、……ッ」
「身体も女になった方が芝居も本格的になるってもんだろ。ど? 茜(あかね)ちゃん、マンコ気持ち好い?」
「え? こいつ茜っつーの? 女みてーな名前」
「茜ちゃんの腹ん中、俺のチンコ締めつけてぐねぐねしてるぜ」
 耳元で囁くと、金山は怒ったようにぎっと俺を強く睨んだ。ふーん、そういう顔もできるわけ。
「何、まだ余裕? 意外と気、強ぇのな」
 チンコをギリギリまで引き抜いてもう1度奥まで突き上げると、金山は何かを堪えるみたいにぎゅっと目を瞑った。
「女の子なんだから、もっと可愛く喘いでよね」
 ペチペチと頬を叩く。金山は荒い息を吐きながら、ふいと顔を逸らした。反抗的なヤツ。
 俺は金山の顎を掴むと強引に唇を塞いだ。鼻息が顔にかかる。
 セーラーの薄布の上から乳首を乱暴に捏ねて、スカートの上からこいつのチンコを握ると、また激しく中を突いた。
「すげ……AVみてぇ」
 金山の腕を押さえてるヤツがボソと呟く。見れば、そいつもしっかり勃起してて笑った。
「こいつ女にしたら次、犯らせてやるからな」
「や、めろ……っ、も、やめ……──ッ!」
 ずり上がる腰を押さえて、俺は奥を突き上げた。金山はぎゅっと目を閉じたまま、声を漏らさないようにと必死に唇を噛み締めるけど、端から小さく息が漏れる。
 俺はぎゅっと金山のチンコを握り締め、こいつの腹の中でイった。熱い肉の中が、俺の精液で満たされていく。
「……女になれたな、茜ちゃん」
 俺はチンコを引き抜いて立ち上がり、床に転がる金山を見下ろした。
 金山は広げられていた足を閉じ、膝を擦り合わせる。そのもじもじとした仕草なんか、本当に女みたいだ。
 勃起してたヤツがセーラーを捲り上げると、俺が虐めた乳首が赤く腫れていた。
「すっげ、エロ……」
 我慢できなくなったそいつは、勃起チンコをおもむろに出すと金山の乳首に擦りつける。すぐにその先走りでぬるぬるになって、反対側の乳首も別のヤツがそれに倣った。
 俺が陣取ってたところに次のヤツが、もう1人が金山の腕を押さえながら強引に首を上向かせ、自分のチンコをその口に咥えさせる。総勢4人によるレイプ・ショーだ。俺はその様子をスマートフォンで動画撮影してやった。
 4人が終える頃には金山は全身俺達の精液に汚され、スカートから伸びた足には幾筋も白いものが伝っていた。抵抗を諦めたのか腕は投げ出されたまま、トロンと見上げてくる目は俺達を誘っているようにしか見えない。
「あー、すっげ気持ち好かった……茜ちゃん、大女優だわ」
「なぁ、俺面白いもの見つけちゃったんだけど」
 恍惚とした面々を見回しながら、俺は手にした細長い棒状のそれを掲げた。
「何それ?」
「昔の携帯電話だよ。小道具として使うんだろ」
 俺が端末のボタンを弄ると、レトロな電子音が鳴る。モックではない、当時の現物だ。さすがに契約はしていないから電話としては使えないけど。
「これさ、入るんじゃね?」
 きょとんとするみんなに、俺はニヤリと笑いかける。画面を操作し、着信時動作設定をいじると、ブブブ、と振動音が部屋に響いた。
「茜ちゃんのマンコん中」
 金山の顔がさっと青くなる。濡れた唇がわなわなと震える。
「……りだ、そんなの……む、り」
「何事もやってみなきゃわかんないって」
「無理っ、やだ! いやだッ!」
 どこから力を寄せ集めたのか、金山は立ち上がろうと足に力を込めた。でもみんなにさんざん広げられた足はその形のまま強張って、膝はガクガクだ。結局その場に座り込んだところを、まわりのヤツらが取り押さる。
「やだ、やだやだ、やっ……」
 携帯にパチン、とコンドームをかぶせると、充電の差込口がある方を金山のケツの穴に押しつける。さすがに無理かな、と思ったけど、しばらくぐにぐに慣らすと俺達のチンコで広げられたそこはぬぶ、と端末を飲み込んだ。
「ひぃッ……!」
 振動音が、金山の中に埋もれていく。両足を押し広げてやると、携帯は一気に奥に入った。
「ひ、ひぃ、……っい、や、ぁン、あッ……、は、あぁ、あンっ、あッ!」
「凄いなー、昔の携帯電話って大人のオモチャとして使えるなんて、めちゃくちゃ便利」
 俺は携帯を握るとぐぽぐぽと前後させて金山のケツの入口を擦る。振動が指先に伝わってきて、金山がこれを中で感じてるんだと思ったら興奮した。
「ああ、あンッ──ひぃッ!」
「セーラー女装した精液まみれの男子高校生が、ケツに携帯バイブハメてる動画なんてめちゃくちゃ伸びそうじゃん」
「茜ちゃん、すぐ女優デビューできるな」
 金山がイくまで、しつこくバイブで中を虐めてやった。やめろとかいやだとか言いながら、最後には自分から緩く腰捩ってたの、本人は気づいてんのかな?
「文化祭本番、俺達みんな茜ちゃんの晴れ舞台見に行ってやるけどさ。今日のこと思い出して、舞台上でイっちゃわないようにね」
 涙を流しながら呆然とする金山の頭をポンと撫でると、俺は充電の切れた携帯電話をその手にしっかり握らせてやった。

2016/10/15

Main
─ Advertisement ─
ALICE+