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オトモダチ


「やっ……あ、だめ……っ、──あ、は……ンっ」
 俺のチンコをぎゅうぎゅう締めつける中が締まって、こいつがイってるのがわかる。俺は奥歯をきつく噛み締めて耐えた。
 イき顔をじっと凝視していると、薄く目を開いた彼が首を反らす。顔を隠したいんだろうけど、細い腕は白いリボンでベッドに括りつけられていた。
「そ、んな……顔、見ないで……っ」
「だって、俺にイかされてるお前の顔スゲー可愛いんだもん」
「や……──っあ!」
 イってるところを突き上げると、きゅっと眉間に皺を寄せてヨがるのも好い。本当はこいつだってこれが大好きなくせに、清純ぶりやがって。
「俺達ので奥まで広げてやったよな? 太いのも、長いのも、このエロ穴で悦んでただろ」
「も、やめ……って、やめ、……あ、あうっ、は、いやっ」
 じゅぽじゅぽと音をさせて奥を突きまくる。柔らかく熱い粘膜が俺の与える刺激に敏感に反応する。引き留めるみたいに、抜こうとすると必死に絡みついてくるのが可愛い。両足をぱっかり広げて、全身で俺を欲しがってるみたいだ。
 17歳の若い身体は入口も中もひどく狭くて、俺のチンコなんてほとんど暴力みたいなもんだと思う。でも3年かけてゆっくり慣らして育てて覚え込ませて、ちゃんと奥まで感じられるようになった。今はもう、薬もいらない。時間をかければちゃんと全部、根元まで咥え込む。
「ああ、すごっ……お前ん中、マジ気持ち好過ぎ、」
「あっ、んあ、や、だも……イきたくな……っ」
 何言っちゃってるんだか。
「ほら、お前の大好物の精子だぞ……っ腹の奥で、受け止めろ、よっ」
「ぐぅっ、ン……!」
 ズン、と奥に打ちつけると、ビュルビュルと中出しした。腸の奥の奥まで、俺のザーメンでいっぱいにしてやる。
「あ……ああ、あ……っ」
 全身を淡いピンク色に染めて、目も口も半開きのトロ顔を見て、俺のチンコはますます漲る。
 溶けてるみたいにドロドロの中は断続的に痙攣して、女の膣より敏感に締めつけてきた。
「どうだ? 中出し、気持ち好いか?」
「い、い……っ、きもち、い……っ、」
 泣きながら、もっと、と繰り返す様がいじらしくて、涎を垂らしてる唇にむしゃぶりついた。俺の唾液も流し込む。
「抜かずの3発、もう腹いっぱいだろ」
「ひ、あぁ……っあ、あ、あぐぅっ」
 ぐにぐにと下腹をマッサージしてやると、子供みたいに顔をくしゃくしゃにして喘ぐ。尻の穴からは押し出された精液がブリュブリュと溢れた。
「ふぐ、うぅっ……」
「じゃ、交代」
「ま、て待ってぇ……あ、あっ抜かないで……っ」
 キツい食い締めになかなか抜けなくて笑う。尻を掴んで割り開くようにしながら引き抜くと、それだけでこいつはまたイった。
「ひっ……挿れて……やだっ、早く、早く来て……っ」
「参ったね、ホント……セックス依存症ってヤツは」
 3人目の男はビンビンに勃ち上がったものを扱くと、躊躇なく穴に突っ込む。
「ひぐぅっ……!」
「うーっ、ヤバい、すぐイっちまいそう……! ウネウネのトロットロで……っ」
「あ、あ……っ、もっと……奥来て……っは、あああ……、」
 男の腰がゆっくりと動いて、少年の身体を押し潰していく。まんぐり返しの格好で上からズコズコ突かれると、部屋には高い嬌声が迸った。
「ひぁっ、あっ、あっ、ン! はっ、深、い……っ! あっ、ひぃ、ひっ、ひぁっ」
 ピンと伸びた爪先がビクビクと震える。ピストンに合わせてぴゅ、ぴゅ、と射精した彼は、自分の顔のそれを浴びてしまう。セルフ顔射だ。
 俺は傍で煙草を吸いながら狂乱の舞台を眺める。
 最初の時、弟の部屋に遊びに来ていたこいつを見つけた俺は、弟に買い出しに行かせてる隙に俺の部屋に引きずり込んでレイプした。
 初めのうちは泣いてたけど、終いにはヨがりまくって、すっかりセックスにハマっていた。薬を使ったのもあるけど、元々の才能だろう。
 ヒィヒィ言いながら俺に犯されてるオトモダチを見た弟はめちゃくちゃ驚いて、やめろとか何とか言いながら俺に飛びかかってきたけど、そこはもう、5つも離れてたら俺の力に敵うわけないんだ。
 セックスを中断してチンコモロ出しのまま弟をボコボコに殴って、ガムテープで手足を拘束した。部屋の隅に転がして、俺は再びすっかりエロくなった穴にチンコを収める。
 弟は泣きながら、オトモダチの甘く切ない喘ぎ声を聞いていた。
 あれから3年間、俺は仲間を集めてこの少年を犯しまくった。最初はみんな男なんて、て引くんだけど、1発ヤったらもう病みつきだ。動物みたいに腰を振りたくって、こいつの薄い腹の中に欲望を注ぎ込む。
 弟はこいつが部屋に来ても何も言わずに家を出て行く。こいつの方は何か言いたげに口をパクパクさせてたけど。
「なぁ、お前もしかして……弟のチンコ挿れて欲しかったりする?」
「んっん……? だ、れ……?」
 揺さぶられながら虚ろな目で見返してくる彼に、俺が改めて弟の名を告げると、彼はハッとしたように目を見開いた。
「うっお……! ちょっ……と何、中すっげ締まってんだけど……!」
 目を丸くした少年の顔が真っ赤に染まっていく。ぶわ、と鳥肌が浮いて、大きな目に水膜が張った。
 彼は何も言わずにふいと顔を逸らす。男の律動に揺れながら、唇を噛み締めているのか声は控え目になった。
 もしかして、こいつは弟のことが好きだったのかな。本当は弟とこういうことがしたかったのかもしれない。
 でもごめんな、あいつにとってのお前はただのオトモダチだったんだよ。だからこういうことはできないし、あいつのオトモダチでいるか、俺達のペットになるかの分かれ道で、お前は後者を選んだんだから。
 俺の弟というオトモダチをなくした彼を、俺達はその分慰めてやる。目を瞑って、弟に抱かれてると思えばいい。
 あいつのことを想いながら、いろんな男の精子を腹で受け止める少年は健気で淫乱だ。相反するような2つのイメージが俺を再び昂ぶらせる。
「くぅっ──ああ、出る……っ出てるっ」
 下半身を震わせながら男が達している。彼は意識をなくしたか、ぐったりしていた。
 男がチンコを引き抜くと穴からは泡立ったザーメンがトロトロと溢れてくる。もうこれで何人目だろう。
 弟は一生こいつの身体を知らないまま、こいつはいろんな男のチンコの味をこの身体で覚えていく。
 ……切ないねぇ。
「よし、じゃあ次、俺! さぁほらほら、起きて可愛い声聞かせろよな」
 ペチペチと頬を叩かれて目を覚ました彼は、4人目の男に薄く微笑むと、掠れた声で弟の名前を呼んだ。
 寝惚けてやがる、と笑いが起きたけれど、俺だけは笑わないでおいた。

2017/02/12

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