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『だからこの問題は…』


***の声が教室に響く。
誰も居ない教室、夕暮れ時の赤々とした日差しが差し込む。
それは***との補習の時間の事だ。

この穏やかに流れる***との時間。
俺にはその居心地の良い空間がもどかしかった。


−勉強なんてこの俺に必要ないだろ?−


自分から突き放していた頃。
俺は多分、孤独だった。
硝子のように冷え切った心はもう戻せないものだと…
そう思っていた。

…だからこの空間がとても不思議に感じられる。


俺は今まで金で何でも手に入れてきたし
何でも手に入れられる…と、そう思ってきた。

フン、自我自賛しなくても俺はこのビボーの持ち主だ。
そこら辺の女は直ぐに釣られる…
…例えそれが教師であろうとも。

でも***は違った。
金や容姿だけじゃない、そんな汚い欲情なんかには目を向けない。
初めての教師だった。
俺にとっては最初で最後の女神なのかもしれない。


まぁ、俺の恋の女神は俺に対して情無い訳だが…



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生意気な餓鬼。 index