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響き渡る歓声。
ライトスポットに照らし出される。
激しく力強い音…
黄色い声援が会場いっぱいに響き渡る。
『皆、来てくれて有難うっ!!楽しんでけよ…?』
ボーカルの祐次君が先陣をきって盛り上げる…
今日はヴィスコンティのライブ日。
瞬の彼女である私は、どちらかと言うと後ろの方の席で覗いていた。
勿論瞬から貰った特権があれば身近で見る事も出来るのだが、それは女としてのプライドが許さない。
ヴィスコンティを愛してやまない他のお客様に失礼と言うものだ。
だから私はしっかりとチケットを予約して見に来るのだ。
別に人気バンドのリーダーである瞬の彼女であっても
私は特別が嫌いだった。
皆公平であるべきでしょ…?
違う、私だって本当は瞬を独り占めしたいの。
大勢いるファンに瞬は私のものだって言いたいの。
でもそんなの私の我侭に過ぎない。
そう自分に言い聞かせないと、瞬に迷惑がかかってしまう…
瞬は隠すつもりは無いって言ってくれたけど…
私がこの関係を秘密にしてもらっている。
瞬に迷惑はかけたくないの…
ちょっと寂しいけど。
でも瞬の為。
瞬は多分、私以上に音楽を愛しているから…
そんな瞬が私は好きだから…
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生意気な餓鬼。 index