2
あれからどのくらいの時間が経ったのだろうか。
手には鎖。首には首輪。
何も見えない…怖い。
迫り来る
恐怖、疲労…。
そして失望。
私は拘束されていた。
私の生徒によって…。
「ん…あ、れ?此処は…?」
目を開ければ薄暗い部屋に居て。
私の手首には自由を奪う手錠が掛けられていた。
『…起きたか?担任』
頭の上から甘くて、でも何処か悲しさが混じっているような…
そんな声が聞こえた。
「つ、翼君!これは一体何のつもりなの!?お遊びにも程があるわ…!」
そうキッと睨むと、翼君は口の裾を上げて嘲笑うかのように冷笑を浮かべた。
その目は何処か人間らしさを失っているようで…
…怖くて。
私の最後の声は擦れた。
『遊び?ハッ、此れが遊びだと思うのか、俺は常に真面目だ』
そっと私の頬を撫ぜて。
首筋に舌を這わせる…。
私はつい甘い声が出てしまいそうで…ぎゅっと唇を紡いだ。
「止めなさい…こんな…の」
目に涙が込み上げてきた…。
何故こんな事をするの?
そう問いただすと、彼は私を突き放した。
とても優しいだなんて言えない。
『貴様が悪いんだろう、***…見ていて腹が立つんだ』
その真っ赤な瞳は怒りとは少し違う、静かな苛立ちを私に向けているようだった。
私が全て悪いの…?
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生意気な餓鬼。 index